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部分蝕は雲間に見えました

 7月23日の日食の日、芸西天文台では一般に公開しました。
 夏休みに入ったばかりの子供たちや、その保護者、それに県下のマスコミ関係の人たち50人余りが、小高い丘の上の天文台周辺に集まり、この珍しい天文現象を見守りました。天文台の講師は5人で、めいめいいろんな方法で観測に挑戦しました。
 食甚の少し手前の10時55分、三日月状の太陽が雲間に一瞬顔を出し、あちこちでどっと歓声が挙がりました。薄い雲が適当に太陽の光を弱めて、その現象は肉眼で綺麗に眺められました。歓声を挙げたのは、人間ばかりではなく、気象の異常に気が付いたのか、傍らの林の中で、鶯が盛んに鳴き始めました。
 日食が終わりに近づく頃から、天候は回復に向かい始めました。
 写真は200mmの望遠で撮った部分食と、それを見上げる人たちです。


部分日食 2009年7月22日10時55分ころ
芸西天文学習館 関勉撮影



日食を見上げる参加者
芸西天文学習館にて

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2009年07月23日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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