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小惑星第一号が発見されました

 芸西天文学習館の新70cm反射望遠鏡が完成し、村岡、下元、関による「プロジエクト芸西」が発足してから、最初の成果とも言える小惑星2008 QV3が誕生しました。これは8月24日に70cmでパトロール中に見つかった微光の小惑星で、翌25日にも観測し、中野主一氏によって概略の軌道が計算されセンターに通報されました。芸西にとっては、実に十数年ぶりの成果で、これを支えたのは、下元さん、村岡さん等の努力によるものです。新小惑星は19等より明るいものは少なく、やはり口径70cmが有効に働いたといえます。
 この頃沖縄の石垣島天文台でも新小惑星が見つかったそうで、昨年夏、石垣島に講演に行って、南の島が地理的に夏場での発見に有利なお話をしたことが、或いは発見に貢献できたかもしれない、と独り勝手なことを思ったりしました。
 いずれにしても、新天体は今後永く追跡観測されて、ナンバーをもらい、また命名という夢が拡がってきました。


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2008年08月31日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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