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川平(かひら)の海にやってきました

 石垣島は人口数万の小さな町だそうですが、車で回る島はとても広く雄大に感じました。熱帯の珊瑚礁を思わす夢のような青と、やや黄ばんだ非常に小さな、まるで埃のような砂浜が印象的でした。有名な川平(かひら)の海では、遊覧船に乗って海の浅い底の、色とりどりの珊瑚や熱帯魚の群れを楽しみました。観光は天文台の副台長の宮地竹史さんと、高知新聞社から派遣された岡部記者の3人でした。
 午後は町の公民館で天文講演会をもちました。聴衆のほとんどは一般の人で、期待していた若い学生たちの多くは運動会等の行事と重なって、参加出来ない人が多かったようです。また台風がやってくる9月16日。この日は42年前、「池谷・関彗星」を発見した3日前です。あの時も大きな台風に見舞われたのですが、話題は必然的に池谷・関彗星発見の話に向かいました。台風一過後の、奇跡的な晴天。わずか9cmのレンズと、手作りによるおんぼろの筒。月光下で、しかも薄明が迫りくるわずか15分間の捜索での出会い。すべてが奇跡ずくめの発見でした。そして発見から1ヶ月後の太陽突入。奇跡の生還。そして天体観測によって得られた人生観等、、、、、。
 この日も市内の同じホテルに泊まりましたが、夜は地元の天文同好会の方々と普段の溜まり場で、有意義なミーティングを持つことができました。
 翌17日はまたも迫り来る台風11号の大雨の中、今度は台風から逃げるように、石垣島の空港を飛び立ちました。こうして天文台の宮地さんや、八重山天文同好会の方々の親切を思い出しながら帰宅しました。


石垣島の海を背景に宮地竹史副台長(右)と共に


川平(かひら)の浜辺にて

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2007年09月16日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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