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彗星会議が開かれました

 4月7日から8日にかけて新潟県の八海山セミナーハウスで開催され成功裡に終わりました。
 国立天文台の学者やほかの研究機関の学者、学究、アマチュア天文家など一同に会しての会議はまことに有意義であり、彗星天文学の発展に大いに寄与したと確信しています。今回の主催者である村上茂樹氏を始めとする地元の方々の貢献も大きく、また熱心な参加者の影での支援もあって、つつがなくそして楽しく開くことが出来ました。
 懐かしい昔の発見者も居られ、また高知市で第二回目の会議のとき出席され、私の家にも来られたと言う高尾明さんを始め何人かの方と、実に35年ぶりにお会いできて感無量でした。昔、彗星の捜索を始められた方が今もって現役で観測研究を続けられている姿に頭が下がる思いでした。多くの人と記念写真を撮りました。そして懐かしい昔の本にサインをしました。研究発表は彗星の物理関係が多かったのですが、普段聞くことの出来ない先生方の貴重な講義を聞くことができました。
 7日の夜は少し晴れて、同会場に設置された60cm鏡を覗くことができました。北にすぐ八海山の雪山が聳える標高500mの場所で空の条件はかなり良いと見ました。
 彗星会議はこうした研究もさることながら、普段滅多に会うことの出来ない人との楽しい会合の場であることにも大いなる意義を感じました。
 次回は木下さんらの担当で広島県で開催されます。


研究発表の会場風景

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2007年04月07日 14:00に投稿されたエントリーのページです。

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