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 晩秋らしい高い青空

 晩秋らしい高い青空が輝くようになりました。
 40年前の今ごろは高知市周辺の山や海に「池谷・関彗星」を求めて正に東奔西走の毎日でした。秋冷の明け空に細長い尾を引いた美しい彗星の姿は今も眼の中に焼きついています。
 実はこの頃キューバのハバナ市に住む「ホセ・カレヨ」さんという作曲家から「Ikeya-Seki」と言う楽譜がとどけられたのですが、彼は手書きの楽譜の表紙に
 『イケヤ・セキ彗星発見のニュースを聞き即興的に作曲した。これを発見した二人の日本人に贈る。いつの日にかこの曲が演奏された時、空には再び彗星が輝くであろう。』
 と言う意味の言葉が綴られています。あの日から40年も経って、しまい込んであった当時の楽譜が発見されました。発見者もまだ聞いた事の無いこの曲を誰か演奏してくれないだろうか。そして夜空に輝くのはどの彗星だろうか。激しいリズムに乗ったおたまじゃくしのひとつ一つが、発見当時のあの感動を思い起こさしてくれます。
 ああ、イケヤ・セキ彗星の思い出はいつまでも消えません。

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「イケヤ・セキ彗星」の曲
ハバナ市在住のホセ・カレヨ氏作曲(1965年10月)

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2005年11月01日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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