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Retina Ⅲcでカシオペア座付近の銀河を撮りました。

 今日は天文台の公開日で梅雨明けの暑い日30人ほどの人が集まりました。
 最初に大庭講師によるパソコンからのプラネタリウムに投影があり、のち60cm反射望遠鏡のドームに入っての月のクレーターや木星の模様の観察を行いました。しかし60cmの赤道儀が不調で観測の途中で遂にモーターが停止しました。今までの故障とは少し違った様子で、20年回り続けた機械もついに終焉を迎えたかな、という寂しさを感じました。これはかなり重大なことで、芸西の観測はしばらくとだえます。
 梅雨明けのクリアーな空には入道雲が高く湧いて空の色は濃い蒼です。夜の星も北の天の川の輝きにふと秋を感じました。
 21cmのイプシロンに50年昔の名機「レチナ」(Retina Ⅲc)を載せてカシオペア座付近の銀河を撮りました。レンズは風景に特別な味のある深い描写をする「ヘリゴン 50mm F2」(Rodenstock-Heligon 50mm F2)、これが初めて星空に挑戦しました。この名レンズの細緻な映像をご覧ください。

カシオペア座付近の天の川
2005年7月18日 2時10分から10分露出
Retina Ⅲc + Rodenstock-Heligon 50mm F2
TM400フィルム

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2005年07月17日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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