«  発足以来20年を迎 | メイン | OAA会長の長谷川一郎氏夫妻が高知市に来られました。 »

 梅雨の最中と言うの

 梅雨の最中と言うのに雨が降りません。いわゆる空梅雨です。このような経験は戦後過去に3回ほど記憶にあります。しかし雨の降らない6月は美しい良い季節ですね。例年なら雨に閉じ込められて風景なんか余り見ないのですが、良く晴れた6月は緑が生き生きと輝き、清流「鏡川(かがみがわ)」の水は青空を映して美しい水色に光り、新緑の5月に勝るとも劣らぬ良い季節だと思います。これで夜晴れて星が見えたら最高ですが、夕方になると曇り、そして朝はいつのまにか晴れているというのがいまの気象です。
 高知市の中央を流れる鏡川は筆山(ひつざん)の影を映してよい眺めですが、「鏡川」のいわれは”鏡のように澄んだ川...”と言うのではなく、上流の方で昔の手鏡のように川が蛇行しているのでその名があります。子供の頃から水遊びに親しみ、小学では体育の時間に水泳を練習しました。北原白秋の歌に
海は荒海向こうは佐渡よ
すずめ泣け鳴けもう日がくれた
皆んな呼べ呼べお星様出たぞ
という童謡がありますが、幼少の頃は300mほど歩いて川原に遊び、一番星が出る頃に良く親が心配して迎えに来たことを覚えています。そして1945年7月4日の忌まわしいあの大空襲の晩に一家で逃走したのもこの鏡川でした。私が旧制中学の時、歌った校歌の歌詞にも、土井晩翠が
筆山吸江近くにありて
明朗われらが環境うれし
・・・・・・・・・
と鏡川を取り巻く環境の美しさを歌っています。

About

2005年06月27日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「 発足以来20年を迎」です。

次の投稿は「OAA会長の長谷川一郎氏夫妻が高知市に来られました。」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。