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隕石落下か?高知市揺らぐ

 あまりに異常な音だったので、びっくりしました。
 7月22日午前1時15分~17分頃、天地に何か異変が起こったような、大気の引き裂けるような音響とかすかな振動が走りました。その時私は3階の書斎でパソコンを操作していました。咄嗟に東の窓から外を見ましたが、深夜の空はただ暗く何も異常に気がつきませんでした。後で知ったのですが、その時妻は下(二階)でTVを見ていたそうですが、やはり音響に気づき、なにかが倒れたかと思ったそうです。
 さて事の次第が判明したのは、安芸市の漁港にいた横山 恵さん(ほか一人)の目撃情報です。私は音を聞いたとき、もしかしたら隕石の落下ではないかと思ったのですが、やはり横山さんらは、1時15分頃西方(高知市は安芸市から西方に約50Km)に3回ほどスパークしながら落ちて行く大火球を目撃し、その約1分後にズシーンと、地鳴りのような音響を聞いたそうです。まさか大流星とも思わず、横山さんは、「これはただ事ではない」と、怖かったそうです。以上の事から火球である事には99パーセント間違いないと思います。問題は、はたして隕石として落ちたかどうかと言うことでしょう。目撃談によれば、地上で花火のように散り暗くなったそうですが、地上で消えたのか、あるいは暗いまま地表または海に達したのか、その辺は判然しません。
 10年ほど前でした。芸西天文台の60cm反射望遠鏡の観測所ドームで観測中、突然ドームの中が昼間のように明るくなり、何分か後でゴーンという海鳴りのような不気味な音を聞いたことがあります。それは後で大火球であった事が判明しました。隕石とすれば、恐らく天文台の上を北から南に通過して、海に(天文台の2Km南は海)落ちたものと思われます。
 今回は深夜のでき事で目撃情報は少ないと思いますが、何か入りましたら続編でお届けします。

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2004年07月22日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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