« ネオファクスカメラ(Kカメラ)のその後 | メイン | 秋の黄砂 »

暁の空に日本人の新彗星輝く

 発見された直後の「池谷・村上彗星」の画像です。
 朝5時、彗星は東天の低空、おとめ座の中を10等星として南下しています。70cm反射望遠鏡に同架した15cm22xの屈折望遠鏡で覗くと、直径5分ばかりの星雲状で、9.5等星と目測されました。写真ではかすかに尾らしい流れがあります。尾は徐々に発展しつつありますが、光度は落ちていきます。
 世はリニア計画等、プロによる捜索の渦巻く中、「熱心に観測すれば必ず発見のチャンスはある」と豪語してきましたが、先のマックホルツ、それに今回の池谷(いけや)、村上両氏の発見は、それを立派に証明してくれました。
 彗星は軌道傾斜角が8度と小さく、短周期彗星の可能性があります。

[C/2010 V1 (Ikeya-Murakami)の画像]

C/2010 V1 (Ikeya-Murakami)

About

2010年11月05日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ネオファクスカメラ(Kカメラ)のその後」です。

次の投稿は「秋の黄砂」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。