« 早くも夏の天の川 | メイン | 唐人駄馬にやって来ました »

明るい人工衛星

 今日は芸西天文台の公開の日で大庭(おおば)講師とともに25名ほどの参加者を対象に観測会を開きました。あいにく満月に近い月明がありましたが、気流がよく安定して金星や土星等の惑星が美しく見られました。
 19時25分でした、明るい人工衛星が西北の空に現れて丁度頭上を通過し東南東の室戸岬の方に飛んで行きました。明るさはなんと木星くらい(マイナス2等)、オレンジ色で飛行機特有の明滅はありません。またこの方向に飛ぶ旅客機はありません。爆音も聞かれませんので、恐らく大気圏内に接近してきた人工衛星だと思います。人工天体は1959年ごろから見てきたのですが落下寸前の衛星以外にはこのような明るいものは見た事がありませんでした。
 21時に観測会が終了して、西空のC/2007 E1マックノート彗星を観測しました。15等星くらいに落ちていました。

About

2007年04月29日 21:59に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「早くも夏の天の川」です。

次の投稿は「唐人駄馬にやって来ました」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。