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2002年8月の日記

● 8月21日
 台風一過後急に秋がやってきたような涼しさが続いています。暁を明るくなって北上中の C/2002 O6(SWAN) は昨日も今朝も20cmで見ましたが、60cmの主鏡は林の梢にかくされて撮影することができませんでした。依然として6等星で大きなコマを見せています。間もなく夕空で観測が可能となるでしょう。一方 C/2002 O4(Hoenig) は核がぼやけて少し暗くなりました。
 ところで先日奇妙な夜の雲を見ました。8月3日のことですが、天文台の南に開いたドームの中から写真のようなオレンジ色に輝く雲で、時刻は夜中の24時。ほとんど同じ形を保ったまま30分近くも光っていました。巨大な流星痕か飛行機雲か?場所は南の洋上方向ですから飛行機は度々通るのですが、しかし真夜中。雲そのものが発光しているように思えました。写真は70mm望遠で3分間露出したものです。
[奇妙な雲の写真]
奇妙な雲

● 8月15日
 8月12日に天文台の夏の公開がありました。この日、山の天文台周辺では盛んにつくつくぼうしが鳴いていましたが、私の住む高知市内でも12日に初めて耳にしました。
 8月13日は恒例の鏡川畔での花火大会。2階の書斎の窓から200mm望遠レンズで狙いました。よさこい祭りが終わり甲子園の野球大会が決勝戦を迎えるころには秋がどことなくしのび寄ってくるのを感じます。発見の秋ですね。
[花火の写真1]

[花火の写真2]



Copyright (C) 2002 Tsutomu Seki. (関勉)