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2002年5月の日記

● 5月19日
 山田義弘氏、穴吹勝彦氏、堀辰雄氏の3人が松山市から四国天文協会の会合の帰路私宅に立ち寄られ、地元から村岡、下元、関の3人が参加して約3時間星の話に興じました。来年は協会設立20周年とのこと。高松市で総会が開かれます。
[記念写真]
● 5月12日
 久々に良く晴れました。日曜日のギターのレッスンを終え急ぎ天文台へ行くと、メンバーの岡村氏ら3人が来て、C/2002 C1池谷・チャン彗星を観測していました。ヘルクレス座の北西の方にあり、肉眼で幽かに見えていました。岡村氏は双眼鏡で見て4等級と言っていましたが、私は5.5等くらいに見ました。20cmで見るとコマは結構大きく(12’くらい)拡がった光芒が少し流れて見えましたが、60cmで12分間露出を行うとタイプTらしい細い尾が30’ほど伸びて写りました。
 この日は午前4時前まで捜索しました。最後の小一時間は60cmに同架した20cmF12(40×)で東北天を捜索しました。夜露の降るやや悪い条件でしたが、低空でM31/32等も入って来て何も怪しいものを見ず終わりました。巨大な60cm筒に体の方が振り回されて結構疲れました。しかし今見ている位置が手元のコンソールで赤い大きな数字となって赤経・赤緯を表示してくれるのは何と言ってもありがたいです。少しでも捜索をやったことがある人はこれの効用が良くお分かりと思います。薄明で白くなった超低空にボーッとした白い光芒を発見したとき。背後の星座も消えていたらどうしますか!?コンソールは未知天体の位置を1’角まで教えてくれるのです。今のところ掃天は9cmと12cmと20cmの3刀流です。
[C/2002 C1(Ikeya-Zhang)の写真]
C/2002 C1(Ikeya-Zhang)
5月12日 23時
60cm反射で12分間露出(TP6415)
● 5月8日
 連休に入ってからというものは、明けても全く晴れません。余りに星が見えないと気力が抜けてしまいます。たまに星が見えても頭がぼけ、妖怪やカムカーの出る天文台へ行くのが怖くなりました。しかし何という悪い天候でしょうか!本格的な梅雨の頃でもたまにはすっきりとした星空に恵まれます。
 5月11日は天文台の一般公開ですが、予報は雨のちくもり。気分も体調も良くなく世紀末的な憂鬱を感じています。6月には立ち直りたい!



Copyright (C) 2002 Tsutomu Seki. (関勉)