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2000年4月の日記

● 4月30日
 午前3時、少々の雲があったものの概して好天でした。久し振りに12cm双眼式コメットシーカーを握り東天を捜索しました。M2の球状星団が良く見え東北天に低くアンドロメダのM31が堂々と入ってきました。かなりの低空まで捜索しましたが特に異常はありませんでした。東南に低く細い月がおぼろげに光っていました。春です。

● 4月25日
 良く晴れた行楽日和です。午前9時、高知市を出発して約2時間。西熊渓谷の桜を見に行きました。四国東部のど真ん中の谷でこの付近の桜は5月連休の頃が満開なのです。海抜1769米の白髪山に登ると東に四国第2の霊峰剣山が見え、北には四国最後の秘境と言われる三嶺の山が雄大に構えていました。久し振りに山の緑の空気を呼吸しすばらしい景観を満喫しました。三嶺は彗星発見前夜の1961年9月、単身で登り人生の悟りを開いた忘れられぬ山です。
 (写真は雄大な山をバックに咲く山桜と雄大な三嶺の遠望です)
[山桜]

[三嶺の遠望]

● 4月18日
 4月17日には高知市の文教会館に天文台の10人のメンバーが集まって新年度の活動の計画について話し合いました。今年は7月のリニア彗星の観測会や11月のしし座流星群の観測会も計画されました。
 4月18日には川添台員と私と2人で天文台周辺の雑木を切りに行きました。多くのはぜの木や桜の大木に悩まされながらも、四方の見晴しが大変良くなりました。
 問題のリニア彗星は5月中旬から曉の東北天すれすれに低く入ってくるのです。見えるのはいつか?尾を引いているだろうか。7月中旬の明るさを占う大切な観測会となりましょう。結果は本HPの芸西天文台通信をごらん下さい。

● 4月9日
 芸西天文台では”桜ヶ丘”の地名の如く毎年3月下旬〜4月上旬にはドームのまわりが花づくめになります。私の住んでいる上町2丁目でも4月8日頃満開となり、大昔竜馬が剣術の修行に通っていたという築屋敷も見事な桜の花盛りとなりました。桜が散ればもう夏。土佐の春は一瞬の間です。
       ― 花は散り 時は過ぎゆく 人は去る ―
[桜の花盛り]



Copyright (C) 2000 Tsutomu Seki. (関勉)