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● 3月9日 早春という季節は寒い日と春らしい穏やかな日とが交互に現れます。星空はまだ冬の名残の美しさを保っています。しかし天文台の西の森(高知市の方角)に早々と沈んで行くオリオンは早春の景です。朝方になると早くも夏の星座、こと座のベガや白鳥の清らかな十字が懐かしい姿を現します。これらに比べると春を代表するしし座やからす、それにおとめ座たちはあまり目立たず、これから春霞の中にぼんやりと輝きます。 人気のあった木星と土星はもう西に大きく傾き、しばらく退屈な星空が続きそうです。1997年と98年には飛び入りの大彗星が夜空を翔け回ったのですが......。今年も何かがと祈りたい気持ちです。 |
沈むオリオン座 |
昇ること座とはくちょう座 |
● 3月2日 ● 3月1日 |
Copyright (C) 2000 Tsutomu Seki. (関勉)