関勉の本ご案内

　一生彗星を愛し続けた著者の情熱と星への根性を描いている。第15回寺田寅彦記念賞受賞作品。表紙に池谷・関彗星の決定的なカラー写真を使用。

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　この本は1965年（昭和40年）、高知新聞に「星空への招待」という題で約2ヶ月にわたって連載され大きな反響を呼んだ。その後、単行本として翌1966年5月に出版された。今回はその２刷目である。
　1965年は池谷・関彗星が発見された年でもあり、初版当初1966年7月3日付の朝日新聞は「謙虚に語る星の狩人・SF小説をしのぐ迫力」という見出しで長い書評を発表した。スリルとサスペンスに富んだ全5章からなる本書は今も若人の”人生読本”として愛読されている。

　この本は「未知の星を求めて」の発行から20年後、高知新聞社の要望によって約2年間新聞に連載されたものである。前書に書ききれなかった出来事を加え、なお執筆中。
　ハレー彗星の接近もあって、前書の姉妹編として出版した。