ああ60cm天体写真展 芸西の旧60cmで主に撮影した関勉の天体写真展が高知県立図書 館(高知市丸の内)でこの12月10日から2012年1月末まで開かれ ます。いづれも大伸ばしのパネル張り30点です。 作品は60cmが完成してからの、この30年間に撮影した数々の天体 写真を展示したもので特にハレー彗星やウエストすいせい、それに ヘールボップ彗星等、思い出に残る天体ばかりです。こうして眺め て見ると昔の60cmが如何に彗星や、他の星野撮影に優れた設計で あり鏡面も優秀であったかがわかります。「ハレー彗星日本初発見 」のカラー写真には思い出がいっぱいです。 この60cm反射鏡は芸西での彗星観測のために精魂を傾けて製作 されたもので、今の商品としての70cmとは勢いがちがいます。 いま、そのことをつくづく痛感しています。 さて風の噂によると、60cmはイエメンに行くらしいとのこと 。芸西の美しい空と海を見てきた名鏡は、今度は中東の地で砂漠の 星を映すことになるのでしょうか? さよなら、さよなら、そしてアデユー60cmよ、またいつの日 にか異国にて会わん。「関 勉」
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