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     Comet P/2023 M2 (PANSTARRS)
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佐藤裕久
投稿日時: 2023-7-14 18:08
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2559
オンライン
Comet P/2023 M2 (PANSTARRS)

R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、6月22日、Haleakalaにある
Pan-STARRS1の1.8-m Ritchey-Chretien 反射望遠鏡で得た画像から彗星を発見した。
45-秒3枚のスタック w-バンドサーベイ画像では、1".3のシーイングで、非常に集光した1".7 (半
値全幅:FWHM)の頭部が見え、p.a. 270°に6" のハッキリした尾が見える。
Werykは、6月23.56日UT、R. Wainscoatと彼が、Maunakeaにある3.6-m Canada-France-Hawaii 望
遠鏡で得た、60-秒3枚のgri-バンドフォローアップ画像では、この天体は明らかに彗星に見え、
0".7のシーイングで非常に集光した1".3 (FWHM)のコマとp.a. 250-285°にわたって18"以上の広い
尾がある。6月27.6日、J. Fairlambが、ハワイ大学2.2-m反射望遠鏡で得た8枚のフィルターなしの
フォローアップ追加画像では、1".3のシーイングで1".5 の非常に集光した頭部とp.a. 260°に6" 
のハッキリした尾が見える。6月29.6日、Fairlambによる、45-秒4枚の画像では、1".6のシーイング
で2".0 (FWHM)の非常に集光したコマとp.a. 265°に6" のハッキリした尾が見える。
小惑星センターのPCCP webpageに公表後、佐藤英貴氏(東京都文京区、6月23.76日UT, 120-秒CCD露
出8枚のスタック, 0.51-m f/6.8 アストログラフ, Siding Spring, NSW, オーストラリア,遠隔操作: 
強く集光した6"のコマが見え、p.a.270°に向かって15" の尾がある。4".9の円形範囲で測定した
光度は19.4等であった)らCCD位置観測者によって彗星状と観測された。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter           Coma    Tail    PA          Exposures
T14  2023-06-23  R. Weryk           0".6     18"    250-285       3x60s
T12  2023-06-27  J. Fairlamb        0".2      6"    260           4x30s, 4x60s
T12  2023-06-29  J. Fairlamb        0".4      6"    265           4x45s
M21  2023-07-01  A. Aletti          5"        8"    240          54x60s

発見位置は次のとおり、

     2023 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.
     June 22.56949   22 58 06.14   -27 55 06.1   20.3
          22.57979   22 58 06.44   -27 55 09.2   20.2
          22.59412   22 58 06.82   -27 55 13.7   20.2

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    P/2023 M2 (PANSTARRS)                                                       
Epoch 2023 Feb. 25.0 TT = JDT 2460000.5                                         
T 2023 July 19.76478 TT                                 Rudenko                 
q   3.5012714            (2000.0)            P               Q                  
n   0.07573860     Peri.  242.21842     +0.77063139     +0.54258252             
a   5.5325396      Node    83.05904     -0.39836775     +0.81954632             
e   0.3671493      Incl.   19.67780     -0.49742376     +0.18424995             
P  13.0                                                                         
From 39 observations 2023 June 22-July 2, mean residual 0".1.                   
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2023 06 06    22 48 11.6 -26 45 43   3.1698  3.5097   101.1    16.5  20.5
...
2023 06 21    22 57 21.2 -27 47 09   2.9806  3.5049   113.0    15.5  20.3
...
2023 06 29    23 00 43.0 -28 30 16   2.8887  3.5031   119.5    14.6  20.2
...
2023 07 05    23 02 29.0 -29 06 51   2.8253  3.5022   124.4    13.9  20.2
2023 07 06    23 02 42.8 -29 13 16   2.8153  3.5021   125.3    13.7  20.2
2023 07 07    23 02 55.4 -29 19 47   2.8053  3.5019   126.1    13.6  20.2
...
2023 07 13    23 03 47.0 -30 00 27   2.7492  3.5014   131.0    12.7  20.1
...
2023 07 21    23 03 49.9 -30 58 06   2.6844  3.5012   137.5    11.3  20.1
...
2023 08 05    23 00 39.2 -32 48 50   2.5985  3.5024   148.3     8.8  20.0

(MPEC 2023-N15、CBET 5276)

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題名 投稿者 日時
 » Comet P/2023 M2 (PANSTARRS) 佐藤裕久 2023-7-14 18:08

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© 1999 Tsutomu Seki.