R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、10月14日、Haleakala
にあるPan-STARRS2の1.8-m Ritchey-Chretien 反射望遠鏡で得た画像から彗星を発見した。
WerykとR. Wainscoatは、9月27.5日UT、Maunakeaにある3.6-m Canada-France-Hawaii 望遠鏡
(CFHT)で得た60-秒 gri-バンドフォローアップ画像から、点拡散関数(PSF)はすべて伸びてい
るが(星を含む)、天体のPSFは非対称に見える(p.a.320°に1"伸びている)。
0".7のシーイングで、伸びた画像に垂直に測定した集光したコマはわずか1".3 (半値全幅:
FWHM)であった。さらに、10月29.6日に得た60-秒 gri-バンドCFHT画像では、天体は近傍の星
に対し柔らかなように見え、約1".3のシーイングで、集光した頭部は1".8 (FWHM)であった。
PSFはp.a.350°方向に非対称で、約1"の尾を引いているようである。
この天体は、小惑星センターのPCCP webpageに公表された。
佐藤英貴氏(東京都文京区)によると,9月24.39日、0.51-m f/6.8 アストログラフ (Rio Hurtado,
チリ, 遠隔操作)で得た120-秒露出8枚のスタック画像では、恒星状にしか見えず、2".9の円形
範囲で測定した光度は19.6等であった。
発見位置は次のとおり、
2022 UT R.A. (2000) Decl. Mag.
Sept.14.57399 3 40 41.81 -39 24 59.3 20.0
14.58292 3 40 41.81 -39 25 02.1 20.0
14.59181 3 40 41.80 -39 25 04.7 20.3
MPCの双曲線軌道要素、位置推算表は次のとおり、
Orbital elements:
C/2022 R6 (PANSTARRS)
Epoch 2022 Aug. 9.0 TT = JDT 2459800.5
T 2025 Aug. 26.43406 TT Rudenko
q 6.5745292 (2000.0) P Q
z -0.0001659 Peri. 319.82164 -0.49508471 -0.76612027
+/-0.0000002 Node 150.75534 +0.83888777 -0.29870777
e 1.0010908 Incl. 57.02026 -0.22618234 +0.56906361
From 56 observations 2022 Sept. 14-Oct. 29, mean residual 0".3.
Ephemeris:
Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1
2022 10 02 03 39 21.5 -40 51 10 8.9759 9.4935 118.4 5.3 19.5
...
2022 10 17 03 36 18.2 -41 54 05 8.8760 9.4279 121.0 5.2 19.5
...
2022 10 25 03 34 04.2 -42 21 08 8.8378 9.3930 121.3 5.2 19.5
...
2022 10 31 03 32 10.8 -42 37 47 8.8163 9.3669 121.0 5.2 19.4
2022 11 01 03 31 51.0 -42 40 14 8.8133 9.3626 121.0 5.2 19.4
2022 11 02 03 31 31.0 -42 42 35 8.8104 9.3583 120.9 5.2 19.4
...
2022 11 08 03 29 27.1 -42 54 35 8.7968 9.3322 120.0 5.3 19.4
...
2022 11 16 03 26 35.3 -43 04 48 8.7875 9.2976 118.3 5.4 19.4
...
2022 12 01 03 21 14.8 -43 05 16 8.7958 9.2330 113.5 5.6 19.4
(MPEC 2022-V01、CBET 5184)