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     Comet C/2024 T3 (PANSTARRS)
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佐藤裕久
投稿日時: 2024-10-24 21:02
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2573
オンライン
Comet C/2024 T3 (PANSTARRS)

R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、10月10日、HaleakalaのPan-
STARRS2 1.8-m Ritchey-Chretien反射望遠鏡で得た4枚45秒のw-バンドサーベイ画像から彗星を発見
した。1".1の最良のシーイングで得た画像では、1".5(半値全幅:FWHM)の集光した頭部とp.a. 195-255°
にわたる6"の広い尾がある。
Werykはその後、9月8.6日UT、4枚の45-秒のw-バンド発見前のPan-STARRS2サーベイ露出で、また9月
30.6日、4枚の45-秒のw-バンド発見前のPan-STARRS1露出で彗星を同定した。 9月8日、1".2の最良シー
イングの画像で、Werykは、集光した1".6 (FWHM)の頭部と光度20.0-20.8等、p.a.210-250°にわたる6"
の広い尾をを見つけた。 9月30日、1".3の最良シーイング、HaleakalaのPan-STARRS1 1.8-m Ritchey-
Chretien反射望遠鏡で得た画像では、Werykは 1".8 (FWHM)、20.2-20.6度の集光したコマと、p.a. 195-
255°にわたる6"の広い尾を見つけた。 WerykはJ.Fairlambが10月13.5日、ハワイ大学 2.2-m望遠鏡で
得た2枚90-秒画像を測定したと付け加えた。1".0-1".1の最良シーイングでの画像では、1".7-1".8
 (FWHM)の頭部が見え、19.9等でp.a. 230-260°にわたって10"の広い尾がある。
小惑星センターのPCCP webpageに公表後、佐藤英貴氏(東京都文京区, 10月11.34日UT、60-秒CCD露出8枚の
スタック, "Deep Sky Chile" 0.51-m f/6.8 アストログラフ, Rio Hurtado, チリ, 遠隔操作: 強く集光し
た7"のコマが見えるが尾はない。3".6の円形範囲測定した光度は19.5等であった)らCCD観測者によって
彗星状と観測された。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter            Coma    Tail   PA   Comet     Date
                                                        (T/P)   Reported
F52  2024-09-08  R. Weryk            0".3      6"  210    T   2024-10-10.67
F51  2024-09-30  R. Weryk            0".5      6"  195    T   2024-10-10.67
F52  2024-10-10  R. Weryk            0".6      6"  195    T   2024-10-10.64
X07  2024-10-11  H. Sato             7"                   P   2024-10-11.98
T12  2024-10-13  R. Weryk            0".7     10"  230    T   2024-10-13.86

発見位置は次のとおり、

     2024 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.
     Oct. 10.54002    3 55 35.17   -30 18 39.9   20.0
          10.55065    3 55 34.81   -30 18 40.3   20.2
          10.56127    3 55 34.44   -30 18 40.5   19.9
          10.57188    3 55 34.08   -30 18 40.9   20.3
          10.63514    3 55 31.93   -30 18 42.4   20.3
          10.63580    3 55 31.91   -30 18 42.4   20.1

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    C/2024 T3 (PANSTARRS)                                                       
Epoch 2024 Oct. 17.0 TT = JDT 2460600.5                                         
T 2025 Mar. 16.10926 TT                                 Rudenko                 
q   3.7131069            (2000.0)            P               Q                  
z  +0.0116388      Peri.  337.09604     +0.46484823     -0.42672189             
 +/-0.0001315      Node    74.80387     +0.88437344     +0.18179780             
e   0.9567838      Incl.   53.50241     +0.04242333     +0.88592211             
From 19 observations 2024 Sept. 8-Oct. 16, mean residual 0".2.                  
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2024 09 19    04 02 48.4 -29 42 38   3.5207  4.0214   113.0    13.3  20.3
...
2024 10 04    03 58 46.4 -30 12 34   3.3607  3.9738   121.3    12.4  20.1
...
2024 10 12    03 54 45.8 -30 19 10   3.2881  3.9499   125.3    11.9  20.1
...
2024 10 18    03 50 58.8 -30 17 39   3.2406  3.9326   128.0    11.5  20.0
2024 10 19    03 50 17.4 -30 16 46   3.2333  3.9298   128.4    11.5  20.0
2024 10 20    03 49 35.0 -30 15 42   3.2262  3.9270   128.7    11.4  20.0
...
2024 10 26    03 45 02.1 -30 04 58   3.1878  3.9105   130.8    11.1  19.9
...
2024 11 03    03 38 17.0 -29 37 52   3.1482  3.8894   132.7    10.8  19.9
...
2024 11 18    03 24 35.4 -28 02 38   3.1134  3.8528   132.7    10.9  19.8

(MPEC 2024-U17、CBET 5461)

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