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     Comet C/2023 V1 (Lemmon)
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佐藤裕久
投稿日時: 2023-11-7 0:16
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2559
オンライン
Comet C/2023 V1 (Lemmon)

11月2日、Mt Lemmonの1.5-m反射望遠鏡 (観測:J. B. Fazekas)と1.0-m反射望遠鏡 (観測:R. A. Kowalski,)
を使って彗星が発見された。
Kowalskiが4枚最初に小惑星センターに報告した。Fazekasは、4枚の30秒露出で尾のない8"のコマが
ある明らかな彗星に見えると報告。Kowalskiは、尾のない20"の拡散したコマと報告した。
P. Veres (小惑星センター)は、MPCの "isolated tracklet file"(ITF)を検索し、発見前の観測の
可能性を調べた。その結果、彼はこの別の夜の彗星(以前はリンクされていなかった)のMt Lemmon 
サーベイ画像、9月9日 (21.1-21.5等)、9月21日 (20.5等)、9月21日 (20.9-21.9等)、10月4日 (20.2-
21.0等)、10月21日 (20.7-21.2等)を見つけた。
Veresはまた、ITFで10月22日、HaleakalaのPan-STARRS1 1.8-m Ritchey-Chretien 反射望遠鏡の画像
(21.1-21.2等)も見つけた。
Veresは、これらの観測がほぼ放物線軌道を描いているに気づき、小惑星センターのPCCP webpageに
掲載した。小惑星センターのPCCP webpageに公表後、R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学
科)は、この彗星の発見前の画像を、Pan-STARRS1 1.8m反射望遠鏡の観測で確認したと書き込んだ。
8月2日UT (21.5-22等)、8月23日(21.4-21.8等)、9月29日(21.5-22.7等)、9月29日(21.6等)と10月27日
(Pan-STARRS2 1.8m反射望遠鏡; 20.4等)の観測。
彼は、10月22.25〜22.4日に得た、4枚の45-秒のw-バンドサーベイPan-STARRS1の画像では、1".4のシー
イングで1".6(半値全幅:FWHM)の拡散したコマ見えるが、明らかな尾はないと加えた。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter           Coma    Tail    PA          Exposures
F51  2023-10-22  R. Weryk           0".2                          4x45s
I52  2023-11-02  R. Kowalski       20"

発見位置は次のとおり、

     2023 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.   Observer
     Nov.  2.16917   22 20 27.15   +40 06 58.0   20.5   Fazekas
           2.17433   22 20 26.99   +40 06 56.2   21.0     "
           2.17950   22 20 26.85   +40 06 54.7   20.9     "
           2.18466   22 20 26.65   +40 06 53.6   20.9     "
           2.23372   22 20 24.75   +40 06 38.8   20.3   Kowalski
           2.24051   22 20 24.46   +40 06 36.3   20.8     "
           2.24710   22 20 24.26   +40 06 34.7   21.3     "
           2.25357   22 20 23.98   +40 06 33.3   20.3     "

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    C/2023 V1 (Lemmon)                                                          
Epoch 2023 Sept. 13.0 TT = JDT 2460200.5                                        
T 2025 July 13.19292 TT                                 Rudenko                 
q   5.0931308            (2000.0)            P               Q                  
z  +0.0001710      Peri.  103.30907     -0.16986107     -0.95229397             
 +/-0.0000051      Node    15.02333     -0.61275793     -0.09943412             
e   0.9991289      Incl.  102.00662     +0.77179980     -0.28852912             
From 41 observations 2023 Aug. 2-Nov. 2, mean residual 0".3.                    
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2023 10 05    22 43 26.1 +42 01 50   6.2497  6.9835   134.2     5.9  20.9
...
2023 10 20    22 29 59.3 +41 07 46   6.2465  6.9120   128.6     6.5  20.9
...
2023 10 28    22 23 54.7 +40 31 45   6.2668  6.8742   124.2     6.9  20.9
...
2023 11 03    22 19 56.1 +40 02 55   6.2909  6.8459   120.3     7.2  20.8
2023 11 04    22 19 19.3 +39 58 01   6.2956  6.8412   119.7     7.2  20.8
2023 11 05    22 18 43.5 +39 53 06   6.3004  6.8365   119.0     7.3  20.8
...
2023 11 11    22 15 26.9 +39 23 25   6.3332  6.8084   114.8     7.6  20.8
...
2023 11 19    22 11 55.0 +38 44 23   6.3852  6.7711   109.0     7.9  20.8
...
2023 12 04    22 07 46.8 +37 37 49   6.5006  6.7016    97.5     8.4  20.8

(MPEC 2023-V23、CBET 5311)

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© 1999 Tsutomu Seki.