P. Veres (小惑星センター)によると、MPCの"isolated tracklet file"にある8月20日から9月20日
にかけて一夜観測のうち、これまで結合されていなかった5組を結合した。
その結果、準放物線軌道がこれらの観測に適合していることに気づいた。Veresは、R. Weryk (西オ
ンタリオ大学,物理および天文学科)に、HaleakalaにあるPan-STARRS1 1.8-m Ritchey-Chretien反射
望遠鏡で得た画像のチェックを依頼した。
Werykは、二夜に弱い活動の彗星を見つけた。8月20.6日UT、3枚の45-秒w-バンドサーベイ画像ては、
0".85のシーイングで、1".0 (半値全幅:FWHM)の非常に集光した頭部が見えた。尾はない。9月17.4日、
4枚の45-秒w-バンドサーベイ画像ては、1".1のシーイングで、1".4 (FWHM)の非常に集光した頭部が
見えた。尾はない。
Werykは、また発見前の7月25.6日(22.5-23.0等)のPan-STARRS1の画像と7月26.6日(22.1等)と29.6日
(22.7-22.8等)のPan-STARRS2画像を確認した。
小惑星センターのPCCP webpageに公表後、佐藤英貴氏(東京都文京区、9月23.7日UT, 60-秒CCD露出
23枚のスタック, 0.51-m f/6.8 アストログラフ, Siding Spring, NSW, オーストラリア,遠隔操作:
強く集光した6"のコマが見えるが尾はない。4".9の円形範囲で測定した
光度は20.4等であった)によって彗星状と観測された。
彗星機能の報告は次のとおり、
OC Date Reporter Coma Tail PA Exposures
F51 2023-09-17 R. Weryk 0".2 4x45s
Q62 2023-09-23 H. Sato 6" 23x60s
発見位置は次のとおり、
2023 UT R.A. (2000) Decl. Mag.
Aug. 20.55451 0 40 52.32 - 0 49 25.5 22.0
20.56726 0 40 52.05 - 0 49 24.9 22.3
20.57997 0 40 51.75 - 0 49 24.3 22.0
MPCの双曲線軌道要素、位置推算表は次のとおり、
Orbital elements:
C/2023 Q1 (PANSTARRS)
Epoch 2023 Sept. 13.0 TT = JDT 2460200.5
T 2024 Dec. 1.07056 TT Rudenko
q 2.5721182 (2000.0) P Q
z -0.0022490 Peri. 84.47229 -0.00387555 -0.99721549
+/-0.0000014 Node 7.15867 +0.50089584 -0.06639330
e 1.0057847 Incl. 36.69919 +0.86549890 +0.03395887
From 46 observations 2023 July 25-Sept. 27, mean residual 0".1.
Ephemeris:
Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1
2023 09 03 00 35 09.2 -00 44 05 4.2667 5.1784 151.9 5.3 20.3
...
2023 09 18 00 26 35.0 -00 43 48 4.0760 5.0641 168.2 2.3 20.1
...
2023 09 26 00 21 20.9 -00 44 33 4.0019 5.0032 176.4 0.7 20.0
...
2023 10 02 00 17 15.8 -00 44 50 3.9596 4.9575 174.9 1.0 19.9
2023 10 03 00 16 34.5 -00 44 50 3.9537 4.9499 173.8 1.2 19.9
2023 10 04 00 15 53.2 -00 44 48 3.9480 4.9423 172.8 1.5 19.9
...
2023 10 10 00 11 45.8 -00 44 09 3.9209 4.8966 166.2 2.8 19.9
...
2023 10 18 00 06 24.5 -00 41 25 3.9020 4.8358 157.1 4.6 19.8
...
2023 11 02 23 57 29.8 -00 27 48 3.9158 4.7219 140.3 7.7 19.7
(MPEC 2023-T08、CBET 5300)