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     Comet C/2025 M2 (PANSTARRS)
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佐藤裕久
投稿日時: 2025-7-1 23:14
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2661
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Comet C/2025 M2 (PANSTARRS)

R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、6月22日、HaleakalaのPan-
STARRS2 1.8-m Ritchey-Chretien反射望遠鏡で得た画像から彗星を発見した。
4枚45-秒のw-バンドサーベイ画像の最も良い2枚の画像では、1".3-1".4のシーイングで、1".6 
(半値全幅:FWHM)の非常に集光した頭部が見えるが、尾はなかった。
Werykは、このセットにPCCPフラグを設定し、小惑星センターのPCCP webpageに表示されるよう
にした。
WerykとR. Wainscoatによると、6月25.52日UT、Maunakeaにある3.6-m Canada-France-Hawaii望遠
鏡で得た3枚の60-秒gri-バンドフォローアップ露出から、0".8のシーイングで、非常に集光した
約1".1(FWHM)のコマがあるが尾はなかった。
Werykは、Palomarによる発見前の観測(6月19日から22日)がPCCP webpageに投稿した(小惑星セン
ターはWerykの最初の発見報告後にこのデータを受け取った)。これにより、5月29.6日、1".4-1".6
のシーイングで得た4枚の45-秒のw-バンドPan-STARRS2サーベイ画像からこの彗星を確認できた。
スタック画像は、1".7(FWHM)の非常に集光したした頭部があるが尾はなかった。
S. Deen (Simi Valley, カリフォルニア州, 米国)は、5月29.41日UT、Cerro Tololoにある4-m反射
望遠鏡で1".6のシーイングもとで得た、V-バンドのDECam画像から、20.6等の彗星を同定した。
その時点で、明らかな活動は確認されなかった。Deenは、2024年9月の画像(近日点日が将来にある
軌道と仮定した場合)から、限界光度 V = 24.0等(逆二乗の明るさの仮定を21.4等と予測)までこの
天体を見つけることができなかった。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter            Coma    Tail   PA   Comet     Date
                                                        (T/P)   Reported
F52  2025-05-29  R. Weryk            0".1                 P   2025-06-22.80
F52  2025-06-22  R. Weryk            0".2                 P   2025-06-22.65
T14  2025-06-25  R. Weryk            0".3                 T   2025-06-25.53

発見位置は次のとおり(PCCP P22aZna)、

     2025 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.
     June 22.53830   21 48 34.60   -15 00 43.5   20.6
          22.54976   21 48 34.30   -15 00 44.9   20.5
          22.56124   21 48 34.01   -15 00 46.3   20.6
          22.57271   21 48 33.71   -15 00 47.8   20.6

MPCの双曲線軌道要素は次のとおり、

Orbital elements:
    C/2025 M2 (PANSTARRS)                                                       
Epoch 2025 May 5.0 TT = JDT 2460800.5                                           
T 2027 Sept. 10.57156 TT                                Pike                    
q   2.7996545            (2000.0)            P               Q                  
z  -0.0585400      Peri.   89.94534     -0.81249677     -0.57545691             
 +/-0.0235312      Node   305.07733     -0.56987288     +0.75030303             
e   1.1638918      Incl.  173.45617     -0.12285719     +0.32541467             
From 43 observations 2025 May 29-June 27, mean residual 0".4.                   
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2025 05 28    12 32 18.0 +05 27 20   2.2327  2.8566   118.3    18.2  19.7
...
2025 06 12    12 06 30.4 +06 59 52   2.5860  2.9019    97.7    20.3  20.1
...
2025 06 20    11 57 19.3 +07 25 08   2.7861  2.9296    87.9    20.3  20.3
...
2025 06 26    11 52 04.8 +07 36 05   2.9369  2.9518    80.9    19.9  20.4
2025 06 27    11 51 19.6 +07 37 21   2.9619  2.9557    79.8    19.8  20.5
2025 06 28    11 50 36.4 +07 38 29   2.9868  2.9595    78.6    19.7  20.5
...
2025 07 04    11 46 54.2 +07 42 26   3.1351  2.9834    72.1    18.9  20.6
...
2025 07 12    11 43 24.6 +07 41 32   3.3268  3.0172    63.7    17.6  20.8
...
2025 07 27    11 40 15.8 +07 26 15   3.6585  3.0859    48.8    14.3  21.1

(MPEC 2025-M134、CBET 5576)

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© 1999 Tsutomu Seki.