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     Comet P/2020 A4 (PANSTARRS-Lemmon)
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佐藤裕久
投稿日時: 2022-8-17 17:10
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2567
オンライン
Comet P/2020 A4 (PANSTARRS-Lemmon)

S. Deen (Simi Valley, CA, 米国)の報告によると、小惑星センターの"isolated tracklet file" 
(ITF)の中から興味深い未リンクの観測の調査過程で、2020年2月3日のMt Lemmon サーベイによる
彼は、"Zwicky Transient Facility" (ZTF)のコースに Palomarにある1.2-m Schmidt 望遠鏡で得た、
公開され入手可能なCCD画像から同じ天体を多数見つけた。
この作業の過程で、2020年1月1日〜2月19日の9夜のZTF画像を見つけたことに加え、Deenは、2021年
1月15日UT、O. Contigianiが2021年1月15.3日UT、Cerro Paranalの超大型望遠鏡施設で行った3つの
観測を同定した。
R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)がこの天体の存在を知らされて後に、彼は
Pan-STARRS画像を追加検索し、2019年の9夜(10月14日〜12月24日、Pan-STARRS1で7夜、Pan-STARRS2
で2夜)に彗星の存在を確認した。さらに2020年の1夜(3月24日、22.1-23.2等で、Pan-STARRS1の画
像)があった。
Pan-STARRSの位置観測は、2019年12月と2020年1月初め(2019年10月14日の22.7等)の間、21.1-21.5等
程度のピークを示す。2020年1月1日の画像では、この天体は"ソフト"な外観をしているが、Werykは、
これだけで彗星とは断定しなかった。
4枚の45秒w-バンドスタック画像で、1".3のシーイングで、1".6 (半値全幅:FWHM)の集光した頭部が
見えるが、明らかな尾はない。
Deenは、彼が特定した画像から2020年1月5日UT、55枚の30秒露出スタック画像では、
非常に集光した小さなコマ(または尾)がp.a.約230°に向かって非対称に、背景の星(1".0のシー
イングで、約1".4(FWHM))よりも"少しかすんでいる"などと記述的情報を提供した。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter           Coma    Tail    PA          Exposures
F51  2020-01-01  R. Weryk           0".2                        4x45s
I41  2020-01-27  S. Deen            3"
I41  2020-01-30  S. Deen            3".5
I41  2020-02-02  S. Deen            3"
I41  2020-02-03  S. Deen            2"
I41  2020-02-12  S. Deen            3"
I41  2020-02-19  S. Deen            7"
309  2021-01-15  S. Deen            8"                          3x600s

発見位置は次のとおり、

     2020 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.   Observer
     Jan.  1.50484    8 00 48.67   +36 04 17.2   21.4   Pan-STARRS1
           1.51700    8 00 48.02   +36 04 13.2   21.5     "
           1.52915    8 00 47.36   +36 04 09.2   21.4     "
           1.54130    8 00 46.67   +36 04 04.8   21.5     "
     Feb.  3.20896    7 32 06.94   +31 49 22.3   19.6   Mt. Lemmon
           3.21368    7 32 06.74   +31 49 19.6   19.6     "
           3.21840    7 32 06.57   +31 49 16.5   19.4     "
           3.22313    7 32 06.40   +31 49 12.4   18.9     "

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    P/2020 A4 (PANSTARRS-Lemmon)                                                
Epoch 2022 Aug. 9.0 TT = JDT 2459800.5                                          
T 2019 Nov. 22.60802 TT                                 Rudenko                 
q   2.8376174            (2000.0)            P               Q                  
n   0.04201974     Peri.  144.76602     -0.16479936     -0.93570618             
a   8.1940847      Node   312.41015     +0.77992460     +0.06996715             
e   0.6536993      Incl.   24.99036     +0.60378704     -0.34577238             
P  23.5                                                                         
From 106 observations 2019 Oct. 14-2021 Jan. 15, mean residual 0".4.            
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2022 07 09    12 58 27.7 -34 26 44   6.7210  6.9684    99.9     8.3  27.6
...
2022 07 24    13 02 45.2 -33 56 19   7.0042  7.0356    87.6     8.3  27.7
...
2022 08 01    13 05 48.0 -33 46 08   7.1556  7.0713    81.2     8.2  27.8
...
2022 08 07    13 08 23.6 -33 41 17   7.2678  7.0980    76.4     8.0  27.8
2022 08 08    13 08 51.0 -33 40 42   7.2863  7.1024    75.6     7.9  27.8
2022 08 09    13 09 18.7 -33 40 11   7.3048  7.1068    74.8     7.9  27.8
...
2022 08 15    13 12 13.0 -33 38 25   7.4143  7.1334    70.1     7.7  27.9
...
2022 08 23    13 16 25.0 -33 39 32   7.5557  7.1687    63.9     7.3  27.9
...
2022 09 07    13 25 09.1 -33 51 43   7.8021  7.2346    52.6     6.4  28.1

(MPEC 2022-P91、CBET 5156)

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