Rbgn^[z[y[W
メイン
   新天体発見情報
     Comet C/2023 V3 (PANSTARRS)
投稿するにはまず登録を

スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | 下へ
投稿者 スレッド
佐藤裕久
投稿日時: 2023-11-28 18:08
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2573
オンライン
Comet C/2023 V3 (PANSTARRS)

R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、11月3日、Haleakalaにある
Pan-STARRS1 1.8-m Ritchey-Chretien反射望遠鏡で得た画像から彗星を発見した。
4枚の45-秒のw-バンドサーベイ画像では、1".3のシーイングで、1".8(半値全幅:FWHM)の拡散した
したコマが見え、p.a.280°に4"のまっすぐな尾らしいものがある。
発見前のPan-STARRS1の観測は、10月11.5日UT(21.3-21.8等)から、小惑星センターの "isolated 
tracklet file"で発見された。またその後、9月25.5日(20.5-21.7等)、10月7.54-7.57日(20.7-
21.5等)、10月30.5日(21.0-21.9等)から追加のPan-STARRS1の観測が報告された。
同様に、10月15.5日(20.9-21.1等)にPan-STARRS2の観測があった。
小惑星センターのPCCP webpageに公表後、M. T. Read (11月5.34-5.35日UT, Spacewatch 1.8-m 
f/2.7 反射望遠鏡, Kitt Peak: わずかなコマが見え、p.a. 270°に向かって約10"の尾がある)
や佐藤英貴氏(東京都文京区,11月6.2日UT、120-秒露出10枚のスタック, "Deep Sky Chile" 0.51-m 
f/6.8 アストログラフ, Rio Hurtado, チリ, 遠隔操作:強く集光した4" のコマが見え、p.a. 265-
315°に広がる10" の扇型の尾がある。2".2の円形範囲で測定した光度は20.9等であった)らCCD
観測者によって彗星状と観測された。

発見位置は次のとおり、

     2023 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.
     Nov.  3.45563    3 32 09.03   -23 17 52.6   20.5
           3.46816    3 32 08.56   -23 17 51.9   21.3
           3.48070    3 32 08.12   -23 17 50.9   20.7
           3.49323    3 32 07.65   -23 17 49.4   21.0
           3.55205    3 32 05.53   -23 17 44.9   21.9
           3.55287    3 32 05.46   -23 17 44.9   21.2

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    C/2023 V3 (PANSTARRS)                                                       
Epoch 2023 Sept. 13.0 TT = JDT 2460200.5                                        
T 2023 Aug. 6.67012 TT                                  Rudenko                 
q   4.4715327            (2000.0)            P               Q                  
n   0.02047589     Peri.  291.58067     +0.69982436     -0.30493851             
a  13.2324662      Node    91.49900     +0.59339386     +0.75159792             
e   0.6620787      Incl.   40.25394     -0.39765511     +0.58490433             
P  48.1                                                                         
From 34 observations 2023 Sept. 25-Nov. 6, mean residual 0".3.                  
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2023 10 09    03 44 34.3 -23 02 24   3.7879  4.4911   129.6     9.9  20.9
...
2023 10 24    03 38 01.4 -23 22 53   3.7273  4.5014   136.5     8.7  20.9
...
2023 11 01    03 33 35.8 -23 20 40   3.7146  4.5078   138.6     8.4  20.9
...
2023 11 07    03 30 00.8 -23 11 56   3.7147  4.5130   139.3     8.2  20.9
2023 11 08    03 29 24.1 -23 09 52   3.7156  4.5139   139.4     8.2  20.9
2023 11 09    03 28 47.3 -23 07 36   3.7166  4.5148   139.4     8.2  20.9
...
2023 11 15    03 25 04.5 -22 50 12   3.7282  4.5204   138.9     8.3  20.9
...
2023 11 23    03 20 11.5 -22 16 35   3.7571  4.5284   136.9     8.6  20.9
...
2023 12 08    03 12 00.8 -20 43 14   3.8513  4.5451   129.8     9.6  21.0

(MPEC 2023-V109、CBET 5313)

スレッド表示 | 新しいものから 前のトピック | 次のトピック | トップ

投稿するにはまず登録を
 
© 1999 Tsutomu Seki.