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     Comet C/2024 V2 (Sarneczky)
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佐藤裕久
投稿日時: 2024-11-23 10:31
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2573
オンライン
Comet C/2024 V2 (Sarneczky)

Krisztián Sárneczky (Konkoly天文台)の通報によると、11月10.1日UT、ハンガリー、Piszkesteto天文台
の0.60-m Schmidt望遠鏡で得た12枚の60-秒スタックw-バンドCCD画像(限界光度約21等)から彗星を発見し
た。
発見から1時間後に得た15枚の50-秒スタックのフォローアップ画像では、集光した7"コマと、 p.a. 280°
にかすかで12"のまっすぐな尾がある。翌日の夜(1月11.1日)、同じ望遠鏡で得た15枚の60-秒スタックの
フォローアップ画像では、集光した8" x 12"のコマが見えるが、細長いコマで、視中心がはっきりしない。
 p.a. 280°に25" の尾はまっすぐだがわずかに広がっている。 二晩の間の形態変化は、この天体が崩壊
現象の可能性を示唆しているが、更なる観測が望まれる。11月12.07日、発見者が0.60-m Schmidt望遠鏡で
得た22枚のの60-秒スタックCCD露出では、12"の拡散したコマとp.a. 280°に向かって方向に30"のまっす
ぐな尾が見える。6"の円形範囲で測定したG光度は19.6等であった。
小惑星センターのPCCP webpageに公表後、佐藤英貴氏(東京都文京区, 11月10.5日UT、20-秒CCD露出24枚の
スタック, 0.51-m f/6.8 アストログラフ, Utah Desert Remote 天文台, Beryl Junction 近郊, ユタ州, 
米国, 遠隔操作:強く集光した6"のコマが見えるが尾はない。4".9の円形範囲で測定した光度は19.4等で
あった)らCCD観測者によって彗星状と観測された。

彗星機能の報告は次のとおり、

OC   Date        Reporter            Coma    Tail   PA   Comet     Date
                                                        (T/P)   Reported
K88  2024-11-10  K. Sarneczky        8"       30"  270    T   2024-11-10.20
U94  2024-11-10  H. Sato             6"                   P   2024-11-10.68
K88  2024-11-11  K. Sarneczky       12"       25"  280    T   2024-11-11.11
204  2024-11-11  A. Aletti           6"       12"  270    T   2024-11-12.95
K88  2024-11-12  K. Sarneczky       12"       30"  280    T   2024-11-15.88

発見位置は次のとおり(PCCP Sar2786)、

     2024 UT             R.A. (2000) Decl.       Mag.   Observer
     Nov. 10.09731   11 03 48.71   +31 48 27.1   19.8   Sarneczky
          10.10845   11 03 52.08   +31 49 14.0   19.7     "
          10.11959   11 03 55.37   +31 50 01.7   19.8     "
          10.14845   11 04 03.86   +31 52 04.2            "
          10.15428   11 04 05.58   +31 52 29.6   19.5     "

MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、

Orbital elements:
    C/2024 V2 (Sarneczky)                                                       
Epoch 2024 Oct. 17.0 TT = JDT 2460600.5                                         
T 2024 Nov. 4.73115 TT                                  Rudenko                 
q   1.2508409            (2000.0)            P               Q                  
z  -0.0234545      Peri.   14.69325     -0.18572791     +0.15682909             
 +/-0.0219747      Node   102.67573     +0.77101028     -0.58871634             
e   1.0293379      Incl.   96.15419     +0.60913734     +0.79298027             
From 48 observations 2024 Nov. 10-17, mean residual 0".9.                       
                                                                                
Ephemeris:
Date    TT    R. A. (2000) Decl.     Delta      r    Elong.  Phase   m1
2024 10 19    09 48 47.4 +11 27 44   1.4344  1.2777    60.3    42.6  20.8
...
2024 11 03    10 33 26.1 +23 59 46   1.1660  1.2511    70.3    48.3  20.3
...
2024 11 11    11 08 19.5 +32 52 51   1.0543  1.2547    75.6    49.9  20.1
...
2024 11 17    11 43 26.9 +40 17 55   0.9963  1.2654    79.2    50.1  20.0
2024 11 18    11 50 17.9 +41 33 19   0.9892  1.2678    79.7    50.1  20.0
2024 11 19    11 57 28.6 +42 48 27   0.9830  1.2704    80.3    50.1  20.0
...
2024 11 25    12 48 15.6 +49 56 58   0.9640  1.2900    82.8    49.4  20.0
...
2024 12 03    14 17 26.1 +56 57 25   0.9887  1.3256    84.3    47.7  20.2
...
2024 12 18    17 12 44.8 +58 27 56   1.1652  1.4179    82.1    43.4  20.8

(MPEC 2024-W09、CBET 5475)

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© 1999 Tsutomu Seki.