R. Weryk (西オンタリオ大学,物理および天文学科)の通報によると、11月23日、HaleakalaのPan-STARRS1
1.8-m Ritchey-Chretien反射望遠鏡で得た画像から彗星を発見した。1".4-1".8のシーイングで得た、4枚
の45-秒w-バンドサーベイ画像から、集光した2".0 (半値全幅: FWHM)の頭部が見えるが、明らかなコマは
認められず、p.a. 260°に90" を超えるまっすぐな尾があった。
Werykはさらに、11月26.37日UT、同じ望遠鏡で1".2-1".4のシーイングで得た2枚の60-秒w-バンドフォロー
アップ画像では、1".7 (FWHM)の頭部が見えたが、ここでも明らかなコマは認められず、p.a. 265°に85"
の明らかな尾があると付け加えた。
その後、Werykは発見前のPan-STARRS1画像(9月5.6日、22.2-22.6等)、Pan-STARRS2画像(9月20.53-20.56日、
22.2-22.7等、および9月30.52-30.56日、21.8等)も確認した。
Werykはその後、12月11.32日、Maunakeaの3.6-m Canada-France-Hawaii望遠鏡で得た3枚の90-秒gri-バン
ド画像から、1".0-1".1 のシーイングでは、約1".4 (FWHM)の非常に集光した頭部と、p.a. 265°に180"
を超える尾があった。
小惑星センター(MPC)のPCCP webpageに公表された後、S. Deen (Simi Valley, カリフォルニア州)は、
11月25.2日UT、チリ Rio Hurtadoの0.43-m 反射望遠鏡で得た2枚の15-分CMOS露出から、頭部はかなり拡散
しており、明らかな中央集光は見られない。p.a. 255°に頭部とほぼ同等の明るさの25"の直線状尾がある。
Deenはさらに、10月26.4日の、Mt Lemmonのアーカイブ画像から、21.6等で核の集光がやや明瞭かつコン
パクトに認められ、p.a. 265°に45"の尾のある彗星を確認した。Deenは、予測位置を含む10月4日の
Mt Lemmon画像では彗星を発見できなかった。 MPEC 2025-Y30には、11月15.3日にMt Lemmonサーベイ
1.5-m反射望遠鏡で観測された4つのデータがコメントなしで報告されている。これらは小惑星センター
の "isolated tracklet file"で同定されたものである。
Deenは、これらの画像では、p.a. 263°に25"の尾が見え、淡く広がった核集光と同程度の明るさであった
と補足した(11月15.32日の画像では全光度20.7等と推定)。
Deenによる過去のアーカイブ画像の検索では何も検出されなかった。2020年8月13日、すばる望遠鏡で
得た画像から、非常に密集した星野の中で予測位置を検索したところ、V = 24等までは何も見つからな
かった。
M. Jaeger (Vienna, オーストリア)の報告によると、12月14.9日UT、オード州 Martinsbergにある
0.35-m f/4.2 反射望遠鏡で得た、34枚の90-秒CMOS画像では、5"、19.7等のきわめて集光したコマが見え、
p.a. 264°に40"のまっすぐな尾があり、その最初の10"は明らかに明るく見えた。
彗星機能の報告は次のとおり、
OC Date Reporter Coma Tail PA Comet Date
(T/P) Reported
F51 2025-11-23 R. Weryk 90" 260 T 2025-11-23.66
F51 2025-11-26 R. Weryk 85" 265 T 2025-11-26.54
T12 2025-11-26 Y. Ramanjooloo 1".2 240" 265 T 2025-11-27.49
A77 2025-11-28 F. Kugel 8" 30" 260 T 2025-11-28.67
T14 2025-12-11 R. Weryk 0".3 180" 265 T 2025-12-11.67
G00 2025-12-14 M. Jaeger 5" 40" 264 T 2025-12-15.90
691 2025-12-16 A. Tubbiolo 4" 60" 267 T 2025-12-16.26
発見位置は次のとおり、(PCCP P12hxMW)
2025 UT R.A. (2000) Decl. Mag.
Nov. 23.51400 4 52 00.83 +22 03 13.5 20.6
23.52770 4 52 00.03 +22 03 11.1 21.2
23.54134 4 51 59.23 +22 03 09.1 20.9
23.55496 4 51 58.46 +22 03 06.7 21.0
MPCによる楕円軌道要素次のとおり、
Orbital elements:
P/2025 W4 (PANSTARRS)
Epoch 2025 Nov. 21.0 TT = JDT 2461000.5
T 2025 Oct. 4.52562 TT Pike
q 2.0343897 (2000.0) P Q
n 0.23799974 Peri. 172.29816 +0.65049004 -0.75927644
a 2.5788043 Node 237.12110 +0.69562788 +0.60564323
e 0.2111113 Incl. 1.29816 +0.30490089 +0.23810833
P 4.14
From 81 observations 2025 Sept. 5-Dec. 16, mean residual 0".6.
Ephemeris:
Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1
2025 11 17 04 57 30.4 +22 18 18 1.0946 2.0485 159.0 10.0 20.8
...
2025 12 02 04 43 55.3 +21 41 06 1.0744 2.0598 177.3 1.3 20.8
...
2025 12 10 04 36 11.3 +21 19 15 1.0864 2.0670 172.7 3.5 20.8
...
2025 12 16 04 30 50.9 +21 03 30 1.1058 2.0731 165.3 6.9 20.9
2025 12 17 04 30 01.5 +21 01 01 1.1099 2.0741 164.1 7.5 20.9
2025 12 18 04 29 13.4 +20 58 35 1.1143 2.0752 162.9 8.0 20.9
...
2025 12 24 04 24 57.8 +20 45 15 1.1452 2.0818 155.8 11.2 21.0
...
2026 01 01 04 21 00.2 +20 31 55 1.1986 2.0913 146.7 15.0 21.1
...
2026 01 16 04 19 34.8 +20 23 29 1.3305 2.1113 131.1 20.6 21.4
(MPEC 2025-Y30、CBET 5648)