29P/Schwassmann-Wachmann 1, 64P/Swift-Gehrels, 54P/de Vico-Swift-NEAT
29Pは有名なシュワスマン・ワハマン1彗星です。いま朝方の双子座にあって明るくなっているようです。写真中央の小さな丸で、コマは10″、写真光度は12等級です。すぐ上の輝星はGSC光度が10.1等星で、彗星の実視観測では11等位と思います。
64Pはスイフト・ゲールズ彗星で、発見は約1世紀も前ですが、暗いながらも今、見え続けています。これも朝方の東天低空です。
54Pはde Vico-Swift-NEAT彗星です。1844年に発見されたde Vico彗星を1894年にSwiftが再発見し、de Vico-Swift彗星と呼ばれていましたが、その後観測がありませんでしたが、1965年に検出されました。しかしその後また観測されず、2002年にNEATが発見した彗星P/2002 T4が村岡健治さんによってde Vico-Swift彗星であるとの指摘がなされ、de Vico-Swift-NEATと名前が変わった曰付きの彗星です。2002年の60cm時代の古い観測を見つけ出し、改めて測定しました。佐藤裕久さんに残差チェックしていただいたのですが、イメージが非常に暗く貧弱で、決して最上の観測ではありません。
29P/Schwassmann-Wachmann 1
2009年9月19日 4時00分〜4時17分(J.S.T)
70cmL+ 2415増感フィルム
Copyright (C) 2009 芸西天文学習館, T. Seki
0029P 2009 09 18.79757 09 24 10.35 +15 11 47.7 12.5 N 372
0064P 2009 09 16.81007 08 33 18.77 +21 21 13.1 15.5 N 372
0064P 2009 09 16.82049 08 33 20.10 +21 21 07.3 372
0064P 2009 09 18.78507 08 37 37.58 +21 00 12.3 15.7 N 372
0054P 2002 11 01.50868 01 48 18.10 +17 55 53.0 17.3 T 372
0054P 2002 11 01.61007 01 48 13.53 +17 55 44.5 18.0 T 372
0054P 2002 11 10.53090 01 42 27.01 +17 41 22.7 372
0054P 2002 11 10.62813 01 42 23.45 +17 41 14.7 372
0054P 2002 11 25.42569 01 36 51.91 +17 22 05.5 18.3 T 372
0054P 2002 11 25.53462 01 36 50.55 +17 22 01.4 372
0054P 2002 11 28.44618 01 36 27.86 +17 20 04.4 18.5 T 372
