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芸西天文台通信<2009年6月17日号>


C/2008 Q3 (Garradd), P/2009 L2 (Yang-Gao)

 梅雨の中晴れでしょうか。一向に雨らしいものがありません。毎日太陽が射して山野は緑に輝いています。しかし観測の方は、夜になると異様な雲やガスが湧き出て思う様になりません。
 下は最近の夕空での観測です。
 目下北上中のC/2008 Q3 ガラードは、眼視的ですが、なかなか良く晴れないので、イメージは悪いです。特に6月17日の観測は不安です。
 また新彗星のP/2009 L2は小さな点像が僅かに滲んでいるでしょうか。果たして彗星だろうか?という感じですが、やや早い速度で北東に向かっています。MPECで発表された、たった2日間の暫定軌道要素ですが、テレスコは正確に速いモーションを追尾しました。
(関  勉)

P/2009 L2 (Yang-Gao)
(左の輝星はへびつかい座の8.6等星)

2009年6月17日 22時42分(J.S.T)から16分間露出
70cm F7  TM400フィルム
 
     CK08Q030  2009 06 11.48813 13 23 36.72 -41 33 08.9          11.7 T      372
     CK08Q030  2009 06 11.49687 13 23 34.45 -41 32 18.6          13.5 N      372
     CK08Q030  2009 06 16.49063 13 05 52.41 -33 57 14.2          11.5 T      372
     CK08Q030  2009 06 16.51979 13 05 47.34 -33 54 44.8                      372
     CK08Q030  2009 06 17.55365 13 02 57.80 -32 27 49.3          13.0 N      372

     PK09L020  2009 06 17.56719 18 17 15.61 -12 43 58.2                      372
     PK09L020  2009 06 17.58611 18 17 16.02 -12 43 00.4          15.3 N      372
     PK09L020  2009 06 17.59375 18 17 16.17 -12 42 37.1                      372
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