C/2009 K2 (Catalina), C/2009 F4 (McNaught), C/2009 F5 (McNaught)
6月1日の朝はよく晴れ、久々に暁天を捜索しました。15cmの双眼鏡に写る北空の天の川の美しさは抜群で、夏の煙ったような天の川とはまた違った豪華絢爛さがあります。時間の経つのも忘れ、薄明が迫り来るまで、恍惚として明るい視野に見とれました。M31〜32の光芒も凄いですが、カシオペヤ座の散開星団、NGC
7789の明るく大きな光芒にも、驚かされました。まるで肉眼で見えそう!?しかしメシエが記録していないということは暗いかな。
下の観測は、比較的暗い彗星です。大阪の好見勝美さんのご好意で、テクニカルパン2415+ガス増感が復活しました。60cmの時代は6415のテクニカルパンを多く使いました。
いまは70cmですが、Fが7と暗いので、20〜30分の露出です。極限に近い暗い彗星は60分の露光で写し止めます。無論その間彗星は移動して行きますので、テレスコは自動的に彗星を追いかけます。いわゆるメトカーフガイドです。
写真はヒキカエルの色をした、芸西の望遠鏡です。天文台の周辺の田野では、あたかも今をときめく蛙たちの大合奏です。(関 勉)
芸西の70cm望遠鏡
CK09K020 2009 05 25.54514 16 32 49.90 +60 46 48.1 19.5 N 372
CK09K020 2009 05 31.73090 16 26 46.07 +60 25 13.1 19.5 N 372
CK09K020 2009 06 01.67743 16 25 50.87 +60 20 56.9 372
CK09K020 2009 06 01.69965 16 25 49.59 +60 20 50.4 19.3 N 372
CK09F040 2009 06 01.65521 15 12 51.39 -24 59 59.2 17.5 N 372
CK09F050 2009 05 25.52431 13 50 39.02 -07 33 40.7 17.5 N 372