C/2007 N3 (Lulin)
ルーリン彗星の観測です。
下の精密写真観測では6.5等星ですが、眼視では、これよ明るい5等星で、肉眼で辛うじて見えます。コマは10′もある星雲状で、中心がやや明るく、周辺に大きく拡散しています。備え付けの70cmによるカラー写真でも結構大きく10′のコマで、もっと露出すると、周辺の淡い部分まで写って、結構大きなコマとなるでしょう。
目下おとめ座にあって、急速に接近していますが、もう1等級明るくなれば、立派に肉眼で見えるでしょう。
写真は12分間のメトカーフガイドで、テレスコープが自動的にやってくれました。入力した軌道要素が正しければテレスコの対応は完璧です。
(関 勉)
C/2007 N3 (Lulin)
2009年2月19日 1時28分(J.S.T)から12分露出
70cm F7反射, ISO400ネガカラーフィルム
撮影: 関勉
CK06W030 2009 02 17.41146 22 24 05.26 +36 04 59.2 12.4 T 372
CK06W030 2009 02 17.41840 22 24 05.52 +36 04 56.5 372
CK06W030 2009 02 17.42118 22 24 05.61 +36 04 55.0 12.3 T 372