ホームページへジャンプ


芸西天文台通信<2009年2月18日号>


C/2007 N3 (Lulin)

 ルーリン彗星の観測です。
 下の精密写真観測では6.5等星ですが、眼視では、これよ明るい5等星で、肉眼で辛うじて見えます。コマは10′もある星雲状で、中心がやや明るく、周辺に大きく拡散しています。備え付けの70cmによるカラー写真でも結構大きく10′のコマで、もっと露出すると、周辺の淡い部分まで写って、結構大きなコマとなるでしょう。
 目下おとめ座にあって、急速に接近していますが、もう1等級明るくなれば、立派に肉眼で見えるでしょう。
 写真は12分間のメトカーフガイドで、テレスコープが自動的にやってくれました。入力した軌道要素が正しければテレスコの対応は完璧です。
(関 勉)

C/2007 N3 (Lulin)
2009年2月19日 1時28分(J.S.T)から12分露出
70cm F7反射, ISO400ネガカラーフィルム
撮影: 関勉


    CK06W030   2009 02 17.41146 22 24 05.26 +36 04 59.2          12.4 T      372
    CK06W030   2009 02 17.41840 22 24 05.52 +36 04 56.5                      372
    CK06W030   2009 02 17.42118 22 24 05.61 +36 04 55.0          12.3 T      372
Copyright (C) 2009 Tsutomu Seki.