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芸西天文台通信<2008年6月30日号>


C/2007 N3 (Lulin)の写真

 6月29日〜30日は梅雨のさなかとは言え奇跡的に晴れ、七夕近くの天の川が奇麗に見えました。高知県では毎年6月30日は必ず曇って雨天になるとの見方がありますが、どうやら今年はそのジンクスが通用しなかったようです。
 いま明るい彗星はありませんが、新彗星でC/2008 J1 (Boattini)とC/2007 N3 (Lulin)が比較的明るい10等級で、眼視で見えています。
 前回にはC/2008 J1の方をお眼にかけましたので、今回はC/2007 N3をお見せします。彗星は目下、明け方の東天に低くあって、予報よりかなり増光しているようです。眼視では10.5等くらいでしょうか。これからの消長が注目されます。写真は13分の露出ですが、テレスコが自動的に彗星のモーションを追尾してくれました。短い幽かな尾があります。
[C/2007 N3 (Lulin)の写真]
   
Copyright (C) 2008 Tsutomu Seki.