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芸西天文台通信<2007年5月10日号>


C/2007 E1 (Garradd), C/2007 E2 (Lovejoy), P/2007 H1 (McNaught)

 連休前後の晴天の中での観測です。
 注目のC/2007 E2(Lovejoy)は北上しながら暗くなりました。芸西では10等星で4′くらいの拡散したコマが良く見えていますが、空の明るい地区では、かなり見にくいのではないか、と思います。
 彗星の捜索中に普通のコメットシーカーで、この程度の暗さの彗星が自然に見つかるようなら、かなり有望でしょう。
 1950年代の私の若き時代には、努めて出現した彗星を意識して捜索し、もし入らなかったときは、深刻に考えました。発見のためにはとにかく情熱が大切です。この時代、「彗星を呼ぶムルコス」といわれた旧チェコスロバキア(現スロバキア)のスカルナテ・プレソ天文台のA.Mrkosの活躍の事を思い出しました。今の「リニア」のように、日本に飛来する発見電報の多くは「ムルコス彗星」でした。
   PK07H010   2007 04 25.79618 22 13 16.34 -08 15 05.1          17.0 T      372

   CK07E010   2007 04 29.51076 08 10 39.08 +18 03 43.1          15.0 T      372
   CK07E010   2007 05 07.47569 07 50 45.36 +20 08 58.1                      372
   CK07E010   2007 05 07.48021 07 50 44.82 +20 08 58.9          14.1 T      372
   CK07E010   2007 05 07.48507 07 50 44.18 +20 09 04.3                      372

   CK07E020   2007 05 07.57083 17 24 45.59 +50 59 18.8           9.7 T      372
   CK07E020   2007 05 07.57604 17 24 42.85 +50 59 52.7                      372
   CK07E020   2007 05 07.57743 17 24 42.11 +51 00 01.3                      372
   CK07E020   2007 05 08.64132 17 15 14.13 +52 48 15.4           9.9 T      372
   CK07E020   2007 05 08.64757 17 15 10.72 +52 48 52.1                      372 


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