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芸西天文台通信<2006年7月20日号>


41P/Tuttle-Giacobini-Kresak, 71P/Clark, C/2006 L2 (McNaught)

 晴天が数日続いてくれましたので、気になっていた41P「タットル・ジャコビニ・クレサック彗星」の観測が出来ました。全光度は意外と明るいのですが、芯(核)が無い(大変に暗い)のでモーローとして見ずらいイメージです。従ってコンパレーターによる測定も可なり難しく2〜3"のエラーが出ても当然のように思えます。この彗星特有の爆発?もなく暗いまま悠々と東に速く進んでいます。夕方の西は明るいので観測が難しいのですが、この日は雨上がりの土地がぬかるんでナイターもなく、巧くいきました。
 一方71P「クラーク彗星」ですがマイナス41°の南天で観測しています。彗星は結構明るいので、今暫く追跡が出来そうです。"うどの大木"が殆ど水平になっています。
 月が小さくなったら久しくご無沙汰している「シュワスマン・ワハマン3彗星」のC核を狙ってみましょうか。バーナード氏の最期の言葉ではありませんが、今は「ああ美しい星空を見たい!」の心境です。
0041P          2006 07 14.48472 12 23 50.37 +09 15 25.3          13.3 T      372
0041P          2006 07 14.49514 12 23 53.21 +09 15 07.2          13.3 T      372

0071P          2006 07 03.61701 19 39 35.86 -40 02 40.3          13.9 T      372
0071P          2006 07 14.53993 19 38 16.20 -41 39 49.4          13.9 T      372
0071P          2006 07 15.55833 19 38 06.11 -41 46 08.2          13.8 T      372
0071P          2006 07 15.56146 19 38 06.05 -41 46 09.2                      372

    CK06L020   2006 07 14.50694 14 09 48.15 -20 58 32.4          14.8 T      372
    CK06L020   2006 07 14.51528 14 09 47.96 -20 58 18.1                      372


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