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芸西天文台通信<2006年1月14日号>


73P/Schwassmann-Wachmann 3 (C)

 いつの間にか結構明るくなっていました。イメージは小さいですが、写真では大彗星の片鱗を僅かに見せています。60cm反射で2415フイルムを使用しました。方向角(PA)(天の北極の方角から東周りに測った角度)では約300度に60"ほどの綺麗な尾を見せていますがまだスケールは小さいようです。
 1930年の発見当初は6等級で双眼鏡的な明るさでしたが、さて今期は肉眼的となるかどうかが焦点となりましょう。
 芸西では他の核も含めて観測が続きます。
73P/Schwassmann-Wachmann 3(C)
2006UT        RA (2000.0)   Degl.           m1
Jan.07.73056  12 45 21.30  +10 39 26.3     16.3      372
    09.84549  12 48 23.39  +10 35 37.2     16.5      372

[73P/Schwassmann-Wachmann 3(C)の写真]
73P/Schwassmann-Wachmann 3(C)
2006年1月8日 2時22分から42分まで二重露出
60cm反射 TP2415フィルム

Copyright (C) 2006 Tsutomu Seki.