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芸西天文台通信<2005年5月16日号>


● C/2005 E2 (McNaught), C/2005 G1 (LINEAR)
 最近の芸西の観側です。この所良いお天気が続いており観測の能率があがります。ただ暗い彗星はシーイングの良い日でないと写りにくいです。捜索の視野にM31の大銀河が入るようになりました。ここでもし彗星が出たら本当に対処出来るだろうかと、ふと不安になりました。捜索鏡にはナビゲータもついていないし、方位角も高度角も分かりません。ファインダーの方向から星図で大体の位置を調べて視野のスケッチを取るだけです。原始的な方法ですが、30年前の勘は薄れています。位置は1°以内の精度で決定出来れば、後はスケッチで分単位まで出せます。
 机の引出しから専用のナビゲータが出てきました。この様な小さなものが、天体の位置を表示するのかしら?30年前に比べると正に革命ですね。

    CK05E020   2005 05 12.75313 20 34 23.10 -36 18 47.3          16.3 T      372
    CK05E020   2005 05 12.76354 20 34 23.45 -36 18 47.8                      372

    CK05G010   2005 05 12.61736 17 32 07.68 +56 10 24.0          18.5 T      372
    CK05G010   2005 05 15.70104 17 27 01.12 +56 45 03.2          18.6 T      372




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