● 9P/Tempel 1, 37P/Forbes, 91P/Russell 3, C/2005 E2 (McNaught), P/2005
GF8 (LONEOS), C/2005 H1 (LINEAR) 芸西では皐月晴れの良い天気が続いています。本州も北では今が桜の見時ですが、高知県でも、有名な三嶺(みうね)の山の麓の西熊渓谷が満開期と思います。三嶺は1961年、彗星発見の前夜、独り登り、それまで低迷していた私自身が悟りを開いた山です。 さて最近の観測を記します。一部須賀川の佐藤裕久さんがO-Cを計算して下さり、測定を修正しました。フィルムからの測定は数回から場合によっては数十回計りその平均を出すか、もしバラツキの大きいときは、最も真に近いと思われる値を採用します。MPCに報告する時は特に神経質になります。今は彗星でも +/- 1" 以内が常識なのです。 さてロケットの接近して行くテンペル1彗星(9P/Tempel 1)ですが、20cmの屈折で幽かに見えています。5月7日になって突然1等弱明るくなって良く見えました。北に60"ほどの尾を流しています。この彗星で尾を見たのは今回が初めてです。もう間もなく15cmで見えるでしょう。但し倍率は中倍率が良い。 この他ラッセル3彗星(91P/Russell 3)やリニア彗星(C/2005 H1)等暗いですね。芸西ではまだCCDに移行していませんが、新タイプのフイルムが威力を発揮しています。南に低い彗星が多いのは芸西という土地の強みでしょうか。特にマックノート彗星(C/2005 E2)は北半球での観測が少ないようです。芸西では16等級で結構明るく良く見えています。軌道傾斜角が小さいのに短周期でないのは珍しいですね。 |
0009P 2005 04 13.59618 13 11 11.74 +13 07 33.3 11.8 T 372 0009P 2005 04 14.61493 13 10 18.47 +13 05 48.9 11.6 T 372 0009P 2005 04 28.49653 12 59 04.70 +11 53 25.4 372 0009P 2005 05 02.57465 12 56 28.32 +11 14 25.7 11.5 T 372 0009P 2005 05 03.48160 12 55 58.04 +11 04 41.3 11.7 T 372 0009P 2005 05 07.61319 12 53 57.98 +10 15 24.7 10.6 T 372 0037P 2005 04 13.70000 15 59 10.95 -37 16 13.5 17.0 T 372 0037P 2005 05 03.66285 16 02 32.41 -39 57 59.0 17.0 T 372 0037P 2005 05 03.67500 16 02 32.24 -39 58 02.4 372 0091P 2005 05 03.60556 15 09 06.10 -25 38 43.4 18.5 T 372 0091P 2005 05 07.72587 15 06 25.99 -25 05 10.9 18.5 T 372 CK05E020 2005 05 07.75347 20 32 10.13 -36 08 56.3 16.5 T 372 CK05E020 2005 05 07.76285 20 32 10.28 -36 08 58.0 16.5 T 372 PK05G08F 2005 05 02.59444 13 47 31.59 -12 58 34.0 17.6 T 372 PK05G08F 2005 05 03.57847 13 47 00.22 -12 55 38.2 17.8 T 372 CK05H010 2005 05 07.64688 17 07 13.80 +48 00 34.8 18.9 T 372 CK05H010 2005 05 07.66910 17 07 12.42 +48 00 33.9 19.0 T 372 |
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