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芸西天文台通信<2005年3月15日号>


● C/2005 B1 (Christensen), C/2005 E1 (Tubbiolo), C/2005 E2 (McNaught)
 3月13日と14日の芸西の観測です。

 C/2005 B1 (Christensen) は意外と暗く感じました。7"くらいの小さなコマで彗星らしくありません。
 C/2005 E1 (Tubbiolo)は13日と14日に撮りました。13日は現像オーバーでイメージがつかめません。14日は透明度は余り良くありませんでしたが、雨になる前でシーイングは抜群に良く、30分の露出で20.5等まで恒星が認められます。
肝心の彗星は3"くらいのコマでほんのりと微か。これはたまたま近くを通る小惑星を捕らえたかもしれません。もし新小惑星でしたらSL-579となります。この彗星はいずれP/2005 E1となるでしょうね。
 マックノートさんが見つけた彗星C/2005 E2 (McNaught) はまだ朝の天文台に行っていないので観測できていません。東南に非常に低いですが海の上で60cmは向くかもしれません。

C/2005B1      R.A (2000.0)  Decl.           m1
Mar.13.71319  14 33 00.30  +33 49 37.2     17.8 T     372
Mar.14.70833  14 32 36.09  +34 08 14.1     17.9 T     372
 
C/2005E1      R.A (2000.0)  Decl.           m1
Mar.14.61042  11 43 26.41  +03 00 12.5     20.0 T     372
Mar.14.68958  11 43 24.00  +03 00 24.7     19.9 T     372




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