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芸西天文台通信<2004年11月18日号>


● P/2004 TU12 (Siding Spring)
 小惑星として発見された 2004 TU12 であるが、最近尾が見えていることが報じられた。しかし芸西の写真では、有名なキロンと同じ完全な恒星状である。光度は15.5等くらいか。
 モーションが北に速いので3分毎に追尾した(写真1)。

● C/2004 Q2 (Machholz)
 南方で明るくなっている。まもなく肉眼星となって北へのUターンを始める。尾はボーッとして、あちら向きに流れている(PA=300°)(写真2)。
 現在6.5等くらいであり、暁の同じ南天に輝く C/2003 K4 (LINEAR) とほぼ同じ光度。



(写真1) P/2004 TU12 (Siding Spring)
2004年11月16日 21時46分から22時01分(J.S.T)に3分間核で露出
60cm F3.5反射鏡 アクロス100フィルム



(写真2) C/2004 Q2 (Machholz)
2004年11月17日 1時34分から15分間露出
60cm F3.5反射鏡 TM400フィルム




Copyright (C) 2004 Tsutomu Seki. (関勉)