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芸西天文台通信<2004年4月15日号>


● 4月12日の怪天体の続報
 昨夜から今朝にかけて芸西の60cm反射鏡で夜天のパトロールを行いながら、早暁には東北天を30分ほど掃天しました。夜露のひどい夜で、なにもかもびっしょり。C/2002 T7は森に隠れてまだ60cmは向きません。

 さて、4月12日の夕方目撃された怪天体の件ですが、元OAA彗星課の小沢和夫さん(静岡県)から電話がかかり、流星のパトロールカメラに写っていたとのことで写真を送ってくださいました。何でも、愛知県東栄町の天文台の人が12日の20時30分頃から50分頃にかけてコップ座からうみへび座にかけて約70°を30分かけてゆっくり動いていくのを見たとのことで、後で小沢さんのカメラに写っていることが判明したそうです。画面の丸い枠内にある光跡がそれです。明るさは木星より暗かったとの目撃者の報告です。


2004年4月12日 19時16分から22時57分まで固定撮影
PENTAX ME
ロシア製16mm F8 広角レンズ
ISO 100フィルム
小沢和夫氏(静岡県)撮影




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