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芸西天文台通信<2004年1月30日号>


● C/2002 T7(LINEAR)とC/2003 H1(LINEAR)の写真、その他
 リニア彗星 C/2002 T7 は依然として8等級ですが、夕空に傾いて見にくくなりました。しかし少し尾が伸びてきた印象です(写真1)。
 また『彗星年表2004』を見ていたら C/2003 H1(LINEAR) が暁天で比較的明るい事を知り60cmを向けてみました。12分枚の2重撮影ですが、このようにして移動天体を発見するわけです。尾の方向角 PA=330°です。
 このほか P/2004 A1 は18.0等くらいであまり明るく見えていません。
 C/2003 V1(LINEAR) は17.0等で写りやすいようです。
 以上いずれも1月29日(UT)のデータです。


(写真1) C/2002 T7(LINEAR)
2004年1月19日 19時30分〜43分(J.S.T.)
60cm F3.5 反射望遠鏡
TP6415フィルム



(写真2) C/2003 H1(LINEAR)
2004年1月29日 4時14分〜39分(J.S.T.)
60cm F3.5 反射望遠鏡
TP6415フィルム




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