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芸西天文台通信<2003年10月24日号>


● 157P/Tritton、C/2001 HT50(LINEAR-NEAT)、P/2003 U3(NEAT)
 いったん崩壊して消滅しそうに見えたトリットン彗星ですが、ふたたび勢力をぶり返してドカーンと来ました。今回は22日に比べて鮮明な核があり、尾もPA285°に2'ほど伸びています。22日の写真と見比べてください。

 C/2001 HT50(LINEAR-NEAT)は眼視では11等。東南にコマのかすかな流れがあります。

 P/2003 U3(NEAT)は今最も新しい彗星の観測です。
157P(Tritton)
2003 UT  R.A.(2000.0)   Decl.   m1
Oct. 24.81736  10 01 06.33  +13 23 52.8  13.5  372

C/2001 HT50
Oct. 24.71962   3 37 28.91  +17 07 56.7  13.0  372

P/2003 U3
Oct. 24.62431   2 14 31.95  +21 56 17.6  19.4  372
     24.67153   2 14 29.69  +21 56 12.4  19.5  372


157P/Tritton
2003年10月25日 4時28分〜46分(J.S.T)
芸西天文台 60cm F3.5 反射望遠鏡
追尾した恒星の長さは30"。
10月23日とはまるで変身して立派な姿に返った!



C/2001 HT50(LINEAR-NEAT)
2003年10月25日 1時58分〜2時13分(J.S.T)
芸西天文台 60cm F3.5 反射望遠鏡
追尾した恒星の長さは20"。
コマは小さいながら明るい





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