ホームページへジャンプ


芸西天文台通信<2003年3月9日号>


● C/2002 X5(Kudo-Fujikawa)の写真
 半月が明るく輝いていましたが、南の洋上に再び工藤・藤川彗星を捕らえました。20cm屈折でのぞくと、月明かりと低空のために、本当にかすかな10.5等星で、コマは2'くらいで尾は確認できませんでした。コメットハンターとしての目もまだ衰えていないことを知りました。視野の中にはっきり(あるいは全く)見えていないのに『ここに何かがあるぞ !?』と心が叫ぶのです。そして薄明が完全に終わる頃モーローとした彗星像がほんのりと、かすかに見えてきます。
 次の写真は同彗星を60cm反射鏡で1分間露出したものです。これ以上の露光ではかぶって、かえってコマが小さく写ります。
 位置測定は後日、同ページに発表します。
[C/2002 X5(Kudo-Fujikawa)の写真]
C/2002 X5(Kudo-Fujikawa)
2003年3月9日 19時18分から1分間露出
60cm F3.5反射鏡
芸西天文台(372) 関勉 撮影






Copyright (C) 2003 Tsutomu Seki. (関勉)