ホームページへジャンプ


芸西天文台通信<2003年1月22日号>


● C/2002 V1(NEAT)の易断
 芸西では次の如く観測しました。
2003U.T       R.A.(2000)    Decl.       m1
Jan.21.38715  23 38 46.47  +9 19 06.8   5.7   372
    21.40382  23 38 42.93  +9 18 56.4         372
 コマは非常にしっかりしていてPA70°の方向に40'ほどの薄い尾を見せています。2月18日に近日点を通り、太陽中心まで0.1天文単位のところまで迫るのですが、大方の見方どおり消滅して近日点通過後は姿を見せないのでしょうか?あまりに立派な姿を見たとき、「これは行けるぞ!」と言うのが正直な直感でした。
 1953年のパジュサコバ彗星(消滅)、1962年の関・ラインズ彗星(健在)のことをふと思い出しました。いずれも太陽に0.01天文単位以内まで接近しました。
 2月の下旬には夕方の西南の空を見てください。もしかしたら大彗星が?!

[C/2002 V1(NEAT)]
C/2002 V1(NEAT)
2003年1月21日 18時35分から5分間露出
60cm F3.5反射鏡  TP6415フィルム
芸西天文台 関勉 撮影






Copyright (C) 2003 Tsutomu Seki. (関勉)