ホームページへジャンプ


芸西天文台通信<2002年4月4日号>


● C/2002 C1(Ikeya-Zhang)とC/2002 E2(Snyder-Murakami)の観測
 久々に透明度の高い夕空となり、恐らくこれが夕空としての最後の姿となりましょう芸西での池谷・張彗星の姿です。20cmで見ると近くに4.5等星があり、それより約1等明るいと見ました。彗星は発見以来、常に西北の空の薄明の中で、30分足らず見えて沈んでいきました。肉眼では終始見にくかったようです。
 一方 C/2002 E2の方は4月5日の午前2時、20cmで11.7等と目測しました。非常に拡散してボーッと霧のような感じでコマは1.5分角くらいでした。暗くなりましたね。
 次は暁天で C/2002 C1 を見ましょう!

C/2002 C1
2002 U.T.      R.A(2000)    Decl.        m1
Apr. 4.42507   0 51 32.68  +41 24 55.4   3.5  372

C/2002 E2
Apr. 4.72153  19 17 59.22  +26 35 54.1  11.7  372 
[池谷・張彗星の写真]
C/2002 C1( Ikeya-Zhang )
2002年4月4日 19時26分から2分間露出 TP6415
芸西天文台 60cm反射鏡






Copyright (C) 2002 Tsutomu Seki. (関勉)