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芸西天文台通信<2001年7月23日号>


● リニア彗星(2001 A2)のカラー写真
 リニア彗星(2001 A2)は依然として双眼鏡的な明るさが続いています。0.5等ほどの細かい増減があるらしく、今朝は6.4等でした。近くの6等星の恒星と比較して光階法で目測しました。コマは15'くらいで短い尾が西南に流れています。明らかに見えていた小さな分身は消え、1つのコマが良く輝いています。
 午前3時から東天を双眼鏡で捜索しました。早くも秋の黄道光が東の黄道を舌状に染め、気の早いペルセウス座流星が2つ3つ飛び交いました。ぎょしゃ座の散開星団が美しく12cmの視野に飛び込んできました。
 写真は7月23日午前4時、21cm F3.0のイプシロンで写した美しいコマと尾です。
[リニア彗星のカラー写真]
C/2001 A2(LINEAR)
2001年7月23日 午前4時
ε210(21cm F3.0反射)
フィルム:ISO 400 10分露出

芸西天文台 関勉



Copyright (C) 2001 Tsutomu Seki. (関勉)