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芸西天文台通信<2001年7月12日号>


● リニア彗星 C/2001 A2(LINEAR) の観測データと写真
 リニア彗星(C/2001 A2)が北上して宵の口から東天に見えるようになりました。7月10日は久し振りに星が見え、火星が再びアンターレスに接近している様子が眺められました。かんじんのリニア彗星は23時30分、月光の中に観測しましたが、少し暗くなり核の光度で8.2等。全体としてはもう1〜2等明るいはずですが、月光や薄明の中ではコマが飛んで相当暗く見積もってしまいます。60cmで測定した位置は次のとおりです。
2001 U.T       R.A(2000)     Decl.       m2
July 10.60451  22 57 50.96  +10 17 46.8  8.2  372
 写真は7月3日のものですが、星野を急速に動いている様子が出ています。
[リニア彗星の写真]
C/2001 A2(LINEAR)
2001年7月3日 午前2時52分〜3時10分
60cm F3.5反射 TM400

芸西天文台 関勉



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