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芸西天文台通信<2000年12月8日号>


● タトル・ジャコビニ・クレサク彗星 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak
 20cm屈折で楽々見えていたものがこの一週間とても暗く感じられるようになりました。12月7日の午前5時、11.3等星で視直径は4’と淡く拡散して見えます。来年1月6日の近日点通過までに増光するかどうか度々看視することが大切です。上記の光度は予報と合っており、先日はバーストを起こしていたものでしょう。

● マクノート・ハートレイ彗星 C/1999 T1(McNaught-Hartley)
 明け方の午前5時30分、薄明の中にほんのりと浮かんでいます。12月7日午前5時30分に m1 = 7.0、D = 7’、尾 = 15’と多少大きいコマが目立ちます。写真は60cmで4分間(テクニカルパン)露出したもので、バックはかなり白い空でした。

[マクノート・ハートレイ彗星の写真]
2000年12月7日 午前5時30分
60cm反射鏡 4分間露出 テクニカルパン
芸西天文台 関勉








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