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佐藤裕久
投稿日時: 2021-9-3 21:08
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2503
オンライン
国立天文台 メールニュース No.230

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 国立天文台 メールニュース No.230 (2021年9月3日発行)
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国立天文台の研究成果やイベント、注目したい天文現象などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。

◇もくじ-------------------
・話題  :マウナケアの星空カメラが、ペルセウス座流星群の突発的出現を捉えた
・お知らせ:アルマ望遠鏡 観測開始10周年記念 アンテナ命名キャンペーン
・お知らせ:日本天文学会 第67回公開講演会「せいめい望遠鏡で迫る宇宙の謎」
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▼話題
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■マウナケアの星空カメラが、ペルセウス座流星群の突発的出現を捉えた

 No.229(8月4日発行)で、ハワイ島マウナケア山頂のすばる望遠鏡に設置された「星空カメラ」によるライブ配信をご紹介しました。
 この「星空カメラ」が、ペルセウス座流星群の流星を数多く捉えました。ハワイでの8月13日午後10時過ぎから、流星群の放射点がある画面左側からたくさんの明るい流星が出現し始め、ライブ配信を見ていた人々を驚かせました。しかも、この突発的な流星の出現は、当初予想されていた流星群出現の極大から1日以上過ぎていたのです。ペルセウス座流星群の突発的出現を捉えた「星空カメラ」は、ライブ配信の視聴者を楽しませただけでなく、流星群の予報研究にも貢献する結果となりました。
 このペルセウス座流星群の突発出現のようすは、ダイジェスト版として、すばる望遠鏡ウェブサイトで視聴することができます。

▽すばる望遠鏡の星空ライブカメラが捉えたペルセウス座流星群
 https://subarutelescope.org/jp/news/topics/2021/08/23/2982.html

▽国立天文台 メールニュース No.229 (2021年8月4日発行)
 「マウナケアの星空をライブ配信!」
 https://www.nao.ac.jp/mailnews/data/0229.html


▼お知らせ
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■アルマ望遠鏡 観測開始10周年記念 アンテナ命名キャンペーン

 南米チリのアタカマ砂漠にあるアルマ望遠鏡が、科学観測の開始からまもなく10年を迎えます。アルマ望遠鏡の10周年を記念して、66台のアンテナ一つ一つに名前をつけるキャンペーンがこのたび始まりました。
 アンテナに付ける名前の提案には、どなたでもご参加できます。提案の応募締め切りが、9月6日午前5時と間近に迫っていますが、アルマ望遠鏡のウェブサイトを参考にしながら、アンテナの名前を提案してみませんか。
 アンテナに付けられる名前は、一次選考を通過した候補の中から、投票によって最終的に決められます。9月下旬に行われる予定のこの投票にも、どなたでも参加できます。
 アンテナ命名キャンペーンについての詳細は、次のURLをご覧ください。

▽アルマ望遠鏡10周年記念 アンテナ命名キャンペーン開始!
 https://alma-telescope.jp/news/almaname-202108


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■日本天文学会 第67回公開講演会「せいめい望遠鏡で迫る宇宙の謎」

 公益社団法人 日本天文学会は、春と秋に開催する年会に合わせて、広く一般を対象とした公開講演会を開催しています。来る9月12日には、第67回公開講演会を「せいめい望遠鏡で迫る宇宙の謎」をテーマとしてオンラインにて開催いたします。
 京都大学岡山天文台の「せいめい望遠鏡」は、3.8メートルの口径を誇る東アジア最大級の望遠鏡です。全国の大学共同利用にも資する望遠鏡で、国立天文台ハワイ観測所岡山分室が共同利用の支援を行っています。
 講演会のご参加には事前登録が必要です。参加登録方法と講演会の詳細については、日本天文学会のウェブサイトをご覧ください。

 ◆日本天文学会 第67回公開講演会
 ・日時:2021年9月12日(日)17:30-20:00
 ・開催形式:オンライン(Zoomウェビナーを使用)
 ・定員:1000名(参加登録の先着順)
 ・主催:公益社団法人 日本天文学会
 ・共催:京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室、同附属天文台
 ・内容
   講演1 せいめい望遠鏡のここがすごい!
   講演2 新時代の幕開け!せいめい望遠鏡で切り拓く多様な超新星の素顔
   講演3 恒星で起こるスーパーフレア

▽日本天文学会 公開講演会
 https://www.asj.or.jp/jp/epo/lecture/


◇編集後記-----------------
アルマ望遠鏡の「初期科学運用」が開始されたのが2011年9月30日。フル稼働前ながらも、描き出された天体の精細さに身震いをしたものです。アルマ望遠鏡10周年を記念して、66台のアンテナすべてに名前を付けようというキャンペーンでは、アルマ望遠鏡が立地する土地の伝統的言語「クンザ語」での名前も募集しているそうです。宇宙への好奇心をかき立てるこの地への、感謝と敬意を表して。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2021年9月3日

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