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投稿者 スレッド
佐藤裕久
投稿日時: 2015-10-7 20:44
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2511
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国立天文台 メールニュース No.152

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    国立天文台 メールニュース No.152  (2015年10月7日発行)
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 国立天文台のイベントや研究成果、注目したい天文現象や新天体発見情報
 などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。
 どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。

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もくじ
■「三鷹・星と宇宙の日」開催[三鷹]
■岡山天体物理観測所「特別観望会2015秋」のご案内[岡山]
■板垣さん、いて座方向に新星を発見
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■「三鷹・星と宇宙の日」開催[三鷹]

 毎年秋に行っている国立天文台三鷹キャンパス (東京都三鷹市) の特別公開
「三鷹・星と宇宙の日」を、今年は10月23日、24日に開催します。
 今年のメインテーマは「アストロバイオロジーへの挑戦」です。太陽系外惑
星の観測研究の進展に伴い、新たな研究分野として「アストロバイオロジー 
(宇宙における生命研究)」が注目されています。本公開の10月24日には、この
分野で活躍する研究者を講師に迎えた講演会を行います。このほかにも、さま
ざまなテーマのミニ講演会、ふだんは見学できない観測・実験施設の公開、最
新の研究成果の紹介など、多くの企画をご用意して皆様のご来場をお待ちして
います。

おもな公開内容
・10月23日 (金) プレ公開
  開催時間:14時から19時まで (入場は18時まで)
  内容:一部の施設公開、ミニ講演会、質問コーナー、天体観望会 など
・10月24日 (土) 本公開
  開催時間:10時から19時まで (入場は18時まで)
  内容:メインテーマに関連する講演会、施設公開、研究紹介、ミニ講演会、
     質問コーナー、スタンプラリー、天体観望会 など

メインテーマに関連する国立天文台講演会
 10月24日 (土)、すばる棟大セミナー室にて
 講演1 13時15分より
 「宇宙に『新世界』を切り拓くアストロバイオロジー」
  講師:田村元秀 (東京大学 教授、国立天文台 教授、自然科学研究機構 
         アストロバイオロジーセンター 教授)
 講演2 14時30分より
 「生命の起源にせまるアストロバイオロジー」
  講師:山岸明彦 (東京薬科大学 教授)

 詳しい公開内容は、ウェブサイト「三鷹・星と宇宙の日 2015 特設サイト」
をご覧ください。

 「三鷹・星と宇宙の日」は、自然科学研究機構 国立天文台、自然科学研究
機構 アストロバイオロジーセンター (注)、東京大学大学院 理学系研究科附属 
天文学教育研究センター、総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻
の共催事業です。

 注:自然科学研究機構 (佐藤勝彦 機構長) は、天文学とさまざまな科学と
   の融合による宇宙における生命研究の推進を目的とする組織「アストロ
   バイオロジーセンター」を2015年4月に発足させました。

 ▽三鷹・星と宇宙の日 2015 特設サイト
  http://www.nao.ac.jp/open-day/2015/


■岡山天体物理観測所「特別観望会2015秋」のご案内[岡山]

 国立天文台 岡山天体物理観測所は、ふだん共同利用観測に使用している188
センチメートル反射望遠鏡を使った一般向けの「特別観望会」を開催します。
現在、11月3日に開催する「特別観望会2015秋」の参加者を募集中です。観望天
体は、こと座の1等星ベガと球状星団 M15を予定しています。
 参加ご希望の方は往復はがきでご応募ください。定員は100名、応募者多数の
場合は抽選となります。応募締め切りは10月10日 (必着) です。
 皆様、奮ってご応募ください。応募方法等の詳細は、岡山天体物理観測所ウェ
ブサイト「特別観望会2015秋」のご案内をご覧ください。

 ▽「特別観望会2015秋」のご案内 (岡山天体物理観測所)
  http://www.oao.nao.ac.jp/public/event/sp2015f/


■板垣さん、いて座方向に新星を発見

 山形県山形市の板垣公一 (いたがきこういち) さんは、2015年9月27日 (世
界時) にいて座方向に9.9等の新星らしき天体を発見しました。発見後に行わ
れた観測の結果、その特徴から新星であることが確定され、この天体は
「いて座V5669」(新星としての名前は「いて座新星2015 No.3」) と命名され
ました。
 板垣さんによるこの天体の発見日時、位置は次のとおりです。

 ・発見日時 2015年9月27.429日 = 9月27日10時18分 (世界時)
 ・発見位置 赤経 18時 3分 32.75秒
       赤緯 -28度 16分 5.4秒 (2000年分点)

 板垣さんによる新星発見は、2013年11月の「へび座新星2013」の発見以来と
なります。
 福岡県北九州市の高尾明 (たかおあきら) さんと三重県亀山市の中村祐二 
(なかむらゆうじ) さんも、この新星を独立発見しています。高尾さん、中村
さんも、過去に多くの新星を発見しているベテラン観測者です。

 ▽参照
  CBET No. 4145 : NOVA SAGITTARII 2015 No. 3 = PNV J18033275-2816054
    (2015 Sep 30)
  IAUC No. 9277 : V5669 Sgr = NOVA Sgr 2015 No. 3 = PNV J18033275-2816054
    (2015 Sep 30)


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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2015年10月7日
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