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     国立天文台 メールニュース No.160
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佐藤裕久
投稿日時: 2016-4-22 21:11
モデレータ
登録日: 2005-6-12
居住地: 日本
投稿: 2505
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国立天文台 メールニュース No.160

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    国立天文台 メールニュース No.160  (2016年4月22日発行)
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 国立天文台のイベントや研究成果、注目したい天文現象や新天体発見情報
 などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。
 どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。

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もくじ
■アルマ望遠鏡アンテナ開発チームが文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞
■田中氏と銭谷氏が文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞
■国立天文台野辺山で星空の撮影会を開催[野辺山]
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■アルマ望遠鏡アンテナ開発チームが文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞

 アルマ望遠鏡のための高精度アンテナ開発チームが、平成28年度 科学技術
分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 (開発部門) を受賞しました。受賞者は、
国立天文台野辺山宇宙電波観測所所長の齋藤正雄 (さいとうまさお) 准教授、
同チリ観測所の水野範和 (みずののりかず) 准教授、東アジア アルマプロ
ジェクトマネージャーで同チリ観測所の井口聖 (いぐちさとる) 教授、および
三菱電機株式会社通信機製作所の川口昇 (かわぐちのぼる) 氏と大島丈治 
(おおしまたけはる) 氏の5名です。
 受賞対象となった業績は「超高精度サブミリ波望遠鏡ALMAアンテナの開発」
です。アルマ望遠鏡のアンテナは、波長の短いサブミリ波をアタカマの厳しい
自然環境の下でも効率よく受信することが要求されます。そのアンテナにおい
て、高い鏡面精度と追尾精度を実現するシステムを新たに考案し、アルマ望遠
鏡の運用に寄与したことが評価されました。
 表彰式は、2016年4月20日に文部科学省 (東京都千代田区) にて執り行われ
ました。

 アルマ望遠鏡プロジェクトのメンバーは、平成23年度、平成25年度にも同賞
を受賞しており、今回が3度目の受賞となります。

 ▽平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/04/1369460.htm

 ▽国立天文台の研究者が平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
  http://www.nao.ac.jp/news/topics/2016/20160421-prize.html

 ▽アルマ望遠鏡アンテナ開発チームが文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞
  http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/alma/2016/0421post_648.html

 ▽齋藤所長、平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞 
  (開発部門) を受賞! 
  http://www.nro.nao.ac.jp/news/2016/0421-saito.html


■田中氏と銭谷氏が文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞

 平成28年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を、国立天文台
理論研究部の田中雅臣 (たなかまさおみ) 助教と銭谷誠司 (ぜにたにせいじ) 
特任助教 (国立天文台フェロー) が受賞しました。
 田中氏は「宇宙の爆発現象に関する理論的および観測的研究」の業績が受賞
対象となりました。田中氏は、超新星爆発のメカニズムや中性子星同士の衝突
合体といった先駆的な理論シミュレーションに加え、観測による検証も自ら行
うなど、理論研究と観測研究を融合させることで宇宙における爆発現象の解明
に向けた新たな道筋を切り開いています。
 銭谷氏は「相対論的磁気リコネクションの先駆的シミュレーション研究」の
業績が受賞対象となりました。銭谷氏は、相対性理論を考慮すべき高エネルギー
天体の周辺で起こる「相対論的磁気リコネクション」の重要性を予見して、プ
ラズマ粒子の運動状態を解くシミュレーションを世界に先駆けて行い、今後の
高エネルギー天文学の議論の発展に貢献しています。
 表彰式は、2016年4月20日に文部科学省 (東京都千代田区) にて執り行われ
ました。

 ▽平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/04/1369460.htm

 ▽国立天文台の研究者が平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
  http://www.nao.ac.jp/news/topics/2016/20160421-prize.html

 ▽理論研究部の研究者2名が平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・
  若手科学者賞を受賞
  http://th.nao.ac.jp/news/mext_prize_20160421.html


■国立天文台野辺山で星空の撮影会を開催[野辺山]

 国立天文台野辺山は、観測所構内での星空の撮影会を企画しました。
 通常は、夜間の観測所内への立ち入りはお断りしていますが、一方で、観測
所のある南牧村は星空の美しい場所として知られていることから、観測所構内
での夜間の星空撮影への要望がこれまで多く寄せられていました。
 このたび、観測計画に大きな影響がない時期を選び、星空とアンテナを一緒
に撮影できる機会を特別に設けることにしました。数少ない機会となりますの
で、関心のある方はご参加ください。ただし、事前のお申し込みが必要です。

 日程:2016年5月28日 17時より翌日1時
 場所:国立天文台野辺山宇宙電波観測所 
    (長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2)
 定員:20名程度 (お申し込みが必要です)
 お申し込み締め切り:2016年5月10日 正午必着
 その他:お申し込み多数の場合は書類選考にて参加者を決定します

 具体的な日程やお申し込み方法の詳細はウェブサイトをご覧ください。

 ▽野辺山観測所・星空の撮影会
  http://www.nro.nao.ac.jp/visit/event/satsuei160528.html


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発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室
発行日:2016年4月22日
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